発売以来、多くの写真愛好家を魅了し続けるパナソニックの名機、LUMIX GX7MK3。
しかし、後継機の公式な情報は一向に出てこず、やきもきしている方も少なくないはずです。
LUMIX DMC-GX7MK2の発売日からこの秀逸なシリーズを追いかけ、LUMIX GX7 Mark IIIの発売日はいつかと心待ちにしていた方にとって、この沈黙はもどかしい状況でしょう。しかし、LUMIX GX7MK3に公式発表された直接的な後継機は現在存在しないのが現状です。
この記事では、後継機が不在の今、どのような選択肢が考えられるのか?LUMIX G8の後継機に関する情報や、思想は異なりますが上位モデルにあたるLUMIX GX8についての詳細な情報、そして今や貴重となったDC-GX7MK3の新品価格と確実な入手方法まで、あらゆる角度から徹底的に掘り下げていきます。この記事さえ読めば、不確かな情報を追い続ける日々から解放され、後継機を待つべきか、あるいは今手に入る最良の一台に乗り換えるべきか、あなたの進むべき道が明確になります。
LUMIX GX7MK3 後継機の最新情報と基本性能

- LUMIX DMC-GX7MK2の発売日はいつか
- LUMIX GX7 Mark IIIの発売日はいつか
- GX7MK3とMK2の比較と違いを解説
- LUMIX GX7MK3のレビューと評価
- GX7MK3が名機と言われる理由
- LUMIX GX7MK3の動画性能
- GX7MK3のシャッタースピード性能
LUMIX DMC-GX7MK2の発売日はいつか
MK3の前作であるLUMIX DMC-GX7MK2の発売日は、2016年5月19日です。このカメラは、ミラーレス一眼市場が成熟期に入りつつある中で、パナソニックが「ストリートフォト一眼」という明確なコンセプトを掲げて投入した戦略的モデルでした。単なる小型軽量機ではなく、撮りたいと思った瞬間に即応できる機動力と、作品作りにも応える高画質を両立させることを目指して開発されました。
当時、最も注目を集めた機能は、なんといってもボディ内5軸手ブレ補正機構の搭載です。それまでは一部の上位機種に限られていたこの機能を、日常的に持ち歩けるコンパクトなボディに実装したことで、撮影シーンの可能性を大きく広げました。特に、夕暮れから夜にかけてのスナップ撮影や、光量の限られた室内での撮影において、三脚なしでブレの少ないシャープな画像が得られるというメリットは、多くのユーザーに衝撃を与えました。
また、パナソニック独自の高速・高精度オートフォーカス技術「空間認識AF」も、被写体までの距離を瞬時に算出してピントを合わせるため、ストレスのない快適な撮影体験を提供。決定的瞬間を約800万画素の静止画として切り出せる「4Kフォト」機能も搭載し、静止画撮影の新たな楽しみ方を提案しました。GX7MK3へと続くシリーズの方向性を決定づけた、エポックメイキングな一台であったことは間違いありません。
市場に与えたインパクト
GX7MK2は、手ブレ補正を内蔵したことで、手ブレ補正機構を持たないオリンパスのM.ZUIKOレンズや、往年のオールドレンズなど、装着できるレンズの選択肢を広げた点でも高く評価されました。まさにマイクロフォーサーズシステムの魅力を最大限に引き出す一台だったのです。
サイズと重さに対する、機能と画質面での満足度は高い。
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LUMIX GX7 Mark IIIの発売日はいつか

LUMIX GX7 Mark III(DC-GX7MK3)の公式な発売日は、2018年3月15日です。この情報は、パナソニック株式会社が発表した当時のニュースリリースでも確認することができます。前モデルGX7MK2の登場から約2年を経て、ユーザーからのフィードバックを反映し、画質と操作性を中心に正統進化を遂げた、シリーズの集大成として市場に投入されました。
このモデルチェンジで最も重要なアップグレードは、イメージセンサーの刷新です。有効画素数を1600万から2030万画素へと引き上げたローパスフィルターレスLive MOSセンサーを搭載。これにより、解像感が飛躍的に向上し、風景の木々や建物のディテール、ポートレートにおける髪の毛一本一本までを克明に描写する能力を獲得しました。最新の画像処理エンジン「ヴィーナスエンジン」との組み合わせにより、高感度撮影時のノイズ処理や色再現性も大きく改善され、よりクリアで深みのある画質を実現しています。
また、機能面では、ユーザー待望のチルト可動式電子ビューファインダー(EVF)が復活した点が大きなトピックです。初代GX7で採用されながらGX7MK2で見送られたこの機構が再び搭載されたことで、地面すれすれのローアングル撮影や人混み越しのハイアングル撮影が、無理のない姿勢で快適に行えるようになりました。これは、よりクリエイティブな構図を追求するフォトグラファーの声に応えた結果と言えるでしょう。
AF合焦速度はE-M1よりも高速で、
洗練された描写力と操作性が、撮る者の想像力をかき立てる。
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GX7MK3とMK2の比較と違いを解説

LUMIX GX7MK3は、GX7MK2の成功したフォーマットを基盤としながらも、画質、操作性、そして接続性の三つの柱で着実な進化を遂げています。具体的にどのような点がアップグレードされたのか、詳細なスペックを比較することで、その進化の度合いを明らかにします。
スペック表を見ると、GX7MK3はまさに「かゆいところに手が届く」改良が施されているのがわかります。特に画素数の向上とEVFのチルト化は、撮影体験を根本から変えるほどの大きな違いと言えるでしょう。
| 主要スペック | LUMIX GX7 MarkIII (DC-GX7MK3) | LUMIX GX7 MarkII (DMC-GX7MK2) | 備考 |
|---|---|---|---|
| 発売日 | 2018年3月15日 | 2016年5月19日 | 約2年の進化 |
| 有効画素数 | 2030万画素 | 1600万画素 | 解像感が大幅に向上 |
| ファインダー(EVF) | チルト可動式 (約276万ドット相当) | 固定式 (約276万ドット相当) | 撮影アングルの自由度が向上 |
| 露出補正ダイヤル | 搭載 | 非搭載 | より直感的な露出操作が可能に |
| フォトスタイル | L.モノクロームD、粒状 追加 | L.モノクロームまで | 表現の幅が拡大 |
| Bluetooth連携 | 対応 (Bluetooth 4.2 BLE) | 非対応 (Wi-Fiのみ) | スマホとの常時接続で利便性向上 |
| 液晶モニター | 3.0型 約124万ドット | 3.0型 約104万ドット | より高精細で見やすく |
| シンクロ速度 | 1/200秒 | 1/160秒 | 日中シンクロなどで有利に |
| USB充電 | 対応 | 対応 | モバイルバッテリーが利用可能 |
| 本体重量 | 約450g | 約426g | 高機能化に伴いわずかに増加 |
この比較から、GX7MK3が単なるマイナーチェンジではなく、ユーザーの撮影体験を向上させるための実質的なアップグレードモデルであることが明確にわかります。特に2030万画素センサーは、トリミング耐性の向上やA3サイズ以上の大判プリントにも余裕で対応できるポテンシャルを持ち、作品作りの幅を広げます。また、Bluetooth Low Energy (BLE) の搭載により、カメラの電源がオフの状態でもスマートフォンとの接続を維持し、撮影した画像を自動で転送したり、スマートフォンのGPS情報を写真に付与したりといった、よりシームレスな連携が可能になりました。
LUMIX GX7MK3のレビューと評価

LUMIX GX7MK3は、その生産完了がアナウンスされた後も、中古市場において極めて高い人気を維持し続けています。数多くのユーザーレビューや専門家による評価を分析すると、その魅力は「日常を非日常に変える、最高の相棒」という言葉に集約できるでしょう。
ユーザーレビューに見るGX7MK3の強み
様々なプラットフォームの口コミで共通して高く評価されている点は、以下の通りです。
- 圧倒的な画質感:「マイクロフォーサーズとは思えない精細感と色の深みがある」「JPEG撮って出しの色合いが素晴らしく、特にL.モノクロームDはこれを使うためだけに買う価値がある」といった、画質に関する称賛の声が多数を占めます。
- 完成された操作性:「必要なボタンやダイヤルが絶妙な位置に配置されており、マニュアル操作が非常に快適」「カスタマイズ性が高く、自分好みの一台に仕上げられる」など、カメラを操る楽しさを評価する意見が目立ちます。
- デザインと所有欲:「金属外装の質感が所有欲を満たしてくれる」「コンパクトでありながらチープさがなく、どこにでも持ち出したくなるデザイン」と、機能だけでなくプロダクトとしての魅力も高く評価されています。
「カメラを持ち出すことが楽しくなる」というレビューが非常に多いのが、このカメラの本質を物語っています。高性能でありながら威圧感がなく、日常の風景に自然に溶け込むスタイルが、ユーザーの創作意欲を刺激し、何気ない日常を切り撮る喜びを再発見させてくれるのです。
知っておくべきトレードオフ
一方で、そのコンパクトさを実現するためのいくつかのトレードオフも存在します。多くのレビューで指摘されるのは以下の点です。
-
- バッテリー性能:ミラーレス一眼の宿命とも言えますが、特に4K動画撮影や連写を多用するとバッテリーの消耗は早いとされています。日中の撮影でも予備バッテリーを1〜2個用意しておくと安心です。
- AF性能の限界:コントラストAF方式のため、暗いシーンや低コントラストな被写体ではピントが迷うことがあります。また、高速で不規則に動く被写体の追従は、像面位相差AFを搭載した最新モデルに一歩譲るという意見が一般的です。
GX7MK3が名機と言われる理由

LUMIX GX7MK3が多くの写真愛好家から「名機」と称賛される理由は、単一の突出した性能によるものではなく、写真撮影という行為全体を豊かにする複数の要素が、極めて高い次元で融合しているからです。
理由1:五感を刺激する操作性とプロダクトデザイン
GX7MK3は、デジタルカメラでありながら、往年のフィルムカメラを彷彿とさせるアナログな操作感を大切にしています。指先に心地よい抵抗感を与えるアルミ削り出しのダイヤル、確実なフィードバックを返すボタン類、そして手にした時のずっしりとした金属の質感。これらすべてが一体となり、撮影者を「撮る」という行為に没入させます。ファインダーを覗き、ダイヤルを回して設定を追い込む。その一連のプロセス自体が楽しくなるよう設計されており、これが撮影体験の質を大きく高めています。
理由2:マイクロフォーサーズの理想形「高画質と機動性の黄金比」
カメラ市場は大型センサー化が進んでいますが、それに伴いシステム全体が大きく重くなるというジレンマも抱えています。CIPA(カメラ映像機器工業会)の統計を見ても、カメラ市場全体がスマートフォンに押される中で、レンズ交換式カメラならではの価値が問われています。その中でGX7MK3は、「最高の写真は、持ち出したカメラでしか撮れない」という真理に対するパナソニックの一つの回答です。卓越した画質を持ちながら、レンズを含めたシステム全体で驚くほどコンパクトに収まる。この機動性こそが、決定的瞬間に出会うチャンスを増やし、結果的により多くの傑作を生み出す原動力となります。
理由3:撮り手の感性を引き出す多彩な表現力
パナソニックが長年培ってきた色彩技術の結晶である「フォトスタイル」は、GX7MK3の大きな魅力です。特に、階調豊かで力強いモノクロ表現が可能な「L.モノクロームD」は、多くの写真家から絶賛されています。さらに、フィルム写真の粒子感を再現する「粒状」エフェクトと組み合わせることで、まるで暗室でプリントしたかのような深みのあるモノクロ作品をカメラ内で完結させることができます。これは、単なるエフェクト機能ではなく、撮り手のクリエイティビティを解放し、新たな表現へと導くための強力なツールなのです。
AF合焦速度はE-M1よりも高速で、
洗練された描写力と操作性が、撮る者の想像力をかき立てる。
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LUMIX GX7MK3の動画性能

LUMIX GX7MK3は、静止画撮影の合間に動画を撮るというレベルを遥かに超え、本格的な映像作品作りにも対応できる、非常に強力な動画性能を秘めています。そのコンパクトさからVlog用途で注目されがちですが、その実力はより高度な要求にも応えられるものです。
心臓部となるのは、最大4K(3840×2160)/30p、ビットレート100Mbpsでのカメラ内部記録に対応している点です。このスペックは、YouTubeなどのプラットフォームで高画質な映像を配信するのに十分以上であり、4Kならではの圧倒的な情報量により、ポストプロダクションでのカラーグレーディングやクロップ(切り出し)といった編集作業にも高い耐性を持っています。また、より滑らかなスローモーション映像などに活用できる、フルHD(1920×1080)/60pでの撮影も可能です。
そして、GX7MK3の動画性能を語る上で欠かせないのが、パナソニックが誇る手ブレ補正技術「5軸ハイブリッド手ブレ補正(Dual I.S.)」です。ボディ内の5軸補正とレンズ内の2軸補正をインテリジェントに協調させることで、まるでジンバル(スタビライザー)を使用したかのような、滑らかで安定した映像を手持ち撮影で実現します。これは、機材を最小限に抑えたい旅行中の撮影や、フットワークの軽さが求められるドキュメンタリー撮影などで絶大な威力を発揮します。
クリエイティブな映像表現をサポートする機能群
プロの現場からフィードバックされた、映像表現の幅を広げる機能も充実しています。
- 4Kライブクロップ:カメラを三脚に固定したままでも、4Kの高解像度を利用して、撮影後にスムーズなパンニングやズーミングの動きを映像に追加できます。一人でのオペレーションでも多彩なカメラワークが可能です。
- 4Kフォト:秒間30コマで撮影される4K動画から、任意のフレームを約800万画素の高精細な静止画として保存できます。動画撮影中に、決定的瞬間を写真としても逃しません。
唯一の弱点は、外部マイク入力端子やヘッドホン端子が非搭載であることです。音質にこだわる場合は、マイクとレコーダーを別途用意し、編集時に音声を同期させる必要があります。しかし、この点をクリアすれば、そのコンパクトなボディからは想像もつかないほどのハイクオリティな映像を生み出すポテンシャルを持っています。
GX7MK3のシャッタースピード性能

LUMIX GX7MK3は、撮影者の意図を的確に反映させるため、信頼性が高く多機能なシャッターシステムを搭載しています。これにより、静的な風景から動きの速い被写体まで、あらゆるシーンに柔軟に対応することが可能です。
基本となるメカニカルシャッターは、最高1/4000秒の高速シャッターに対応しています。これは、晴天の屋外でF1.4やF1.7といった大口径単焦点レンズの絞りを開放付近で使いたい場合に、白飛びを防ぎながら美しいボケ味を活かすのに十分な性能です。また、シャッターユニットの駆動系が刷新されたことで、GX7MK2に比べてシャッターショック(機構ブレ)が低減されており、特に望遠撮影時などの微細なブレを抑制する効果も期待できます。
さらに、GX7MK3は電子シャッター機能を搭載しており、これを活用することで撮影の可能性が大きく広がります。電子シャッター選択時は、最高1/16000秒というメカシャッターの物理的限界を遥かに超えるシャッタースピードが使用可能です。
電子シャッターが拓く新たな撮影領域
- 大口径レンズの完全解放:日中の強い光の中でもNDフィルターなしで大口径レンズの開放F値を最大限に活用でき、被写体を際立たせる表現が可能になります。
- サイレント撮影:シャッター音や振動が一切発生しないため、教会の厳かな式典、コンサートホールでの演奏中、子どもの寝顔など、静寂が求められる環境で被写体にストレスを与えることなく撮影に集中できます。
- ブレの徹底排除:シャッターショックがゼロになるため、マクロ撮影や超望遠撮影など、わずかなブレも許されないシビアな撮影で成功率を高めます。
ただし、電子シャッターには、高速で動く被写体が歪んで写る「ローリングシャッター歪み」や、蛍光灯などの人工光源下で明暗の縞模様が発生する「フリッカー現象」といったデメリットも存在します。
これらの特性を理解し、シーンに応じてメカシャッターと電子シャッターを賢く使い分けることが、GX7MK3の性能を最大限に引き出す鍵となります。
LUMIX GX7MK3 後継機を探す際の代替候補

- LUMIX DC-GX7MK3-Kの価格と入手方法
- LUMIX G8の後継機について
- 上位モデルにあたるLUMIX GX8について
- lumix gx7mk3 後継機を探す方への結論
LUMIX DC-GX7MK3-Kの価格と入手方法
LUMIX GX7MK3は、その高い人気にもかかわらず、パナソニックのラインナップ再編などの影響を受け、すでに生産完了品となっています。したがって、現在、正規の流通ルートで新品を入手することは極めて困難です。
このカメラを手に入れるための現実的な方法は、信頼できる中古カメラ専門店や、保証制度の整ったオンラインの中古市場を利用することです。幸いにもベストセラーモデルであったため、中古市場での流通量は比較的豊富ですが、その人気ゆえに価格は高値で安定しています。
具体的な中古価格の相場は、2025年現在の市場動向を見ると、ボディ単体の良品でおおよそ8万円台後半から10万円台で取引されることが一般的です。これは、発売当時の新品価格と比較しても、大きく値崩れしていないことを示しており、市場がいかにこのカメラの価値を高く評価しているかの表れと言えるでしょう。
後悔しないための中古品選びの重要チェックポイント
中古の電子機器であるため、購入前にはいくつかの点を確認することが失敗を防ぐ鍵となります。
- 総シャッター回数(ショット数):シャッターユニットは消耗品です。可能であれば、ショット数が少ない(目安として2万回以下)個体を選びましょう。店舗によってはショット数を確認・開示している場合があります。
- センサーの状態:最も重要なパーツです。明るい場所で絞りをF16程度まで絞り込み、白い壁などを撮影して、画像に黒い点が写り込まないか確認するのが理想です。これがセンサーダストや傷のチェックになります。
- 外装と操作系のコンディション:ボディの角や底面に大きな打痕がないか、グリップのゴムに浮きや摩耗がないかを確認します。また、すべてのダイヤルやボタンがスムーズに、かつ確実に動作することも重要です。
- 付属品の確認:純正のバッテリー、チャージャー(ACアダプターとUSBケーブル)、ボディキャップは最低限必要です。元箱やストラップ、説明書が揃っていると、より価値が高まります。
これらのポイントを踏まえ、 優良な販売店から購入することで、これからも長く付き合える最高の「相棒」を手に入れることができるでしょう。
LUMIX G8の後継機について

LUMIX GX7MK3のコンパクトなレンジファインダースタイルに強いこだわりがないのであれば、性能やクラス的に最も近い代替候補として、LUMIX G8の後継機である「LUMIX G99D(DC-G99D)」が挙げられます。
2022年6月に国内発売されたG99Dは、GX7シリーズとは異なり、ファインダーがボディ中央に位置する伝統的な一眼レフスタイルを採用しています。このデザインは、特に望遠レンズや大型レンズを装着した際のホールディングバランスに優れており、安定した撮影をサポートします。
スタイルは異なりますが、G99DはGX7MK3と同じ「2030万画素センサー」を搭載した兄弟機のような存在です。画質の基本性能は同等と考え、機能性の違いで選ぶのが良いでしょう。
G99Dは、GX7MK3にはない、より過酷な環境での撮影を想定した機能を多数備えています。これが、単なるスタイルの違いにとどまらない、G99Dを選択する大きな理由となります。
GX7MK3にはない、LUMIX G99Dの主なアドバンテージ
- 堅牢な防塵・防滴ボディ:ボディの各接合部にシーリングが施されており、砂埃が舞う場所や小雨が降るような天候でも、機材へのダメージを気にすることなく撮影を続けられます。
- 無制限の4K動画記録:放熱設計の最適化により、4K/30pの動画撮影において、バッテリーやメモリーカードの容量が尽きるまで時間無制限で記録が可能です。(※撮影環境の温度に依存します)
- プロフェッショナルな動画機能:広いダイナミックレンジでの撮影を可能にし、ポストプロダクションでの自由な色編集を実現する「V-Log L」を標準搭載。外部マイク端子に加えて音声モニタリング用のヘッドホン端子も装備しています。
- フリーアングルモニター:上下チルト式のGX7MK3に対し、G99Dは横に開いて回転するフリーアングル式モニターを搭載。縦位置でのローアングル撮影や自撮りなど、より柔軟な撮影が可能です。
風景撮影や登山、あるいは本格的な映像制作など、よりタフな性能や拡張性を求めるユーザーにとって、LUMIX G99DはGX7MK3を超える満足感を提供してくれる、非常に有力な選択肢です。
G9 PROの絵作り思想と描写力、機動力を継承するフィールド一眼。
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上位モデルにあたるLUMIX GX8について

「どうしてもGX7MK3のレンジファインダースタイルが好きだ。しかし、さらなる性能も求めたい」という、こだわりを持つユーザーにとって究極の選択肢となるのが、上位モデル「LUMIX DMC-GX8」です。
GX8は、GX7MK3よりも前の2015年8月に発売されたモデルですが、その設計思想は「妥協なきコンパクト・フラッグシップ」。随所に当時のパナソニックの技術の粋が詰め込まれています。GX7シリーズが「Gシリーズの小型版」という位置づけであるのに対し、GX8はGXシリーズ独自のフラッグシップとして開発された、全く素性の異なるカメラです。
その最大の特徴は、GXシリーズで唯一採用されたマグネシウム合金製の防塵・防滴ボディです。これにより、突然の雨や水しぶき、砂埃など、厳しい自然環境下でも臆することなく撮影に臨むことができます。ボディサイズはGX7MK3より一回り大きくなりますが、それによって得られる信頼性と、深く握り込めるグリップによる安定感は絶大です。
フラッグシップならではのGX8の魅力
- 堅牢な防塵・防滴構造:GXシリーズで唯一無二のタフネス性能。
- クラス最高のEVF:約236万ドットの大型有機EL(OLED)を採用したファインダーは、倍率約0.77倍(35mm判換算)と、当時のフルサイズ一眼レフに匹敵する大きさ。90度のチルト機構も備え、「ファインダーを覗いて撮る」という撮影体験の質を極限まで高めています。
- 世界初の6コントロール手ブレ補正「Dual I.S.」:ボディ内(4軸)とレンズ内(2軸)の手ブレ補正を協調させる画期的な技術を世界で初めて搭載し、手持ち撮影の限界を押し広げました。
- 2030万画素センサー:GX7MK3に先駆けて2030万画素センサーを搭載し、高画質化の先鞭をつけました。
カメラのコンパクトさよりも、道具としての絶対的な信頼性や、何物にも代えがたいファインダーの見え味を最優先するのであれば、発売から時間が経過した今でも、GX8は他のどのカメラにもない強烈な魅力を放っています。中古市場で程度の良い個体を探す価値は十分にある、玄人好みの逸品です。
大きさ、重量ともにベストです。手の内に気持ちよく馴染みます。
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LUMIX GX7MK3 後継機を探す方へ
この記事のポイント
- LUMIX GX7MK3に公式発表された直接的な後継機は現在存在しない
- GX7MK3は2018年3月15日に発売された人気の高いミラーレスカメラ
- 前モデルGX7MK2からセンサーが1600万画素から2030万画素へと進化した
- ローパスフィルターレス仕様により非常にシャープで高精細な描写を実現
- 初代GX7で好評だったチルト可動式の電子ビューファインダーが復活した
- 独立した露出補正ダイヤルの追加でより直感的なカメラ操作が可能になった
- 中古市場では今も人気が根強く価格は比較的高値で安定している
- 名機と呼ばれる理由は小型軽量ボディに高画質と高機能を凝縮した点にある
- クラシカルなレンジファインダースタイルのデザインも魅力の一つ
- 4K/30pの動画撮影に対応し強力な手ブレ補正Dual I.S.も搭載している
- 代替候補としては一眼レフスタイルの中級機LUMIX G99Dが挙げられる
- G99DはGX7MK3と同等の画質に加え防塵防滴や強化された動画機能を持つ
- 同じレンジファインダースタイルを希望するなら上位機のLUMIX GX8が選択肢
- GX8は堅牢な防塵防滴ボディと大きく見やすい高性能ファインダーを搭載
- 自身の撮影スタイルや何を重視するかによって最適な代替機は異なる
G9 PROの絵作り思想と描写力、機動力を継承するフィールド一眼。
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