パナソニックの高性能デジタルカメラ「LUMIX」。
その中でも特に人気のミラーレス一眼には、大きく分けて「Sシリーズ」と「Gシリーズ」が存在します。
「これから本格的にカメラを始めたいけれど、一体どちらを選べばいいのだろう?」「LUMIXのSシリーズとは何?そしてLUMIX Gシリーズとは何?」そんな疑問や悩みを抱えている方も少なくないでしょう。
豊富なLUMIXデジカメの歴代ラインナップを前にすると、それぞれの特徴が複雑に感じられ、自分に最適な一台を見つけるのは難しいものです。特に、画質の要となるセンサーサイズの違いが、実際の写真や動画、そして使い勝手にどう影響するのか、具体的にイメージするのは簡単ではありません。
この記事では、そんなあなたの悩みを根本から解決するために、LUMIXシリーズの違いを解説します。ルミックス Gシリーズの特徴と魅力といった基本的な情報から、具体的なLUMIX Gシリーズのおすすめモデル、さらには詳細なLUMIX Gシリーズを比較した情報まで網羅。また、LUMIX Gシリーズの歴代モデル一覧を振り返りつつ、ルミックスの最上位モデルは何か、そして表現の幅を広げるLUMIX Sシリーズ対応レンズの選び方についても、専門的な視点から分かりやすく掘り下げていきます。この記事を最後まで読めば、漠然としていた両シリーズの違いが明確になり、あなたの撮影スタイルや目的にぴったりのパートナーがきっと見つかるはずです。さあ、一緒に最高のLUMIXカメラを見つける旅に出かけましょう。
目次
LUMIX SシリーズとGシリーズの違いを徹底解剖

- LUMIXシリーズの違いを解説
- LUMIXのSシリーズとは何?
- LUMIX Gシリーズとは何?
- ルミックス Gシリーズの特徴と魅力
- LUMIX Sシリーズ対応レンズの選び方
LUMIXシリーズの違いを解説
パナソニックが誇るミラーレス一眼カメラ「LUMIX」を選ぶ上で、最初に理解すべき最も重要な分岐点がSシリーズとGシリーズです。この二つの系統を決定的に分けているのは、カメラの心臓部ともいえる「イメージセンサー」の物理的な大きさに他なりません。
- Sシリーズ:映画用フィルムに近いサイズの「フルサイズセンサー」を搭載し、プロフェッショナルな画質を追求。
- Gシリーズ:機動性と画質のバランスに優れた「マイクロフォーサーズセンサー」を搭載し、幅広い用途に対応。
イメージセンサーは、レンズを通して入ってきた光を電気信号に変え、写真や映像データを生成する極めて重要なパーツです。このセンサーのサイズが異なると、画質、ボケの表現力、暗所での撮影能力、そしてカメラやレンズの携帯性まで、あらゆる要素が大きく変わってきます。まずは、両シリーズの根本的な違いを一覧表で比較し、その特性を大まかに掴みましょう。
| 項目 | Sシリーズ (フルサイズ) | Gシリーズ (マイクロフォーサーズ) |
|---|---|---|
| センサーサイズ | 大きい (約36mm × 24mm) | 小さい (約17.3mm × 13mm) |
| 画質・表現力 | 1画素あたりの受光面積が大きく、豊かな階調と広いダイナミックレンジを誇る。高画質で、特に暗所撮影時のノイズが少ない。 | センサーサイズは小さいものの、優れた画像処理エンジンにより非常に高画質。フルサイズに比べると階調表現や暗所性能は譲る。 |
| ボケ味 | 被写界深度が浅く、背景を大きく美しくぼかした、とろけるようなボケ表現が得意。ポートレートに最適。 | 被写界深度が深く、画面全体にピントが合いやすい(パンフォーカス)。ボケ量は比較的小さくなる傾向がある。 |
| 携帯性 | センサーサイズに比例して、ボディ・レンズともに大型で重くなる傾向があり、本格的な撮影装備が必要。 | システム全体が圧倒的に小型・軽量。レンズを含めてもコンパクトで、日常的に持ち運びやすい高い機動性を誇る。 |
| レンズマウント | Lマウント | マイクロフォーサーズマウント |
| 望遠撮影 | レンズに記載された焦点距離のまま写る。超望遠撮影には大きく重いレンズが必要。 | センサーサイズが小さいため、焦点距離がフルサイズ換算で実質2倍になる。小型レンズで強力な望遠効果が得られる。 |
| 主なターゲット | 画質と表現力を何よりも重視するプロ写真家や映像作家、ハイアマチュア。 | 携帯性を重視する旅行好き、Vlogクリエイター、野鳥やスポーツの望遠撮影を楽しむユーザー、そしてカメラ初心者からプロまで。 |
どちらを選ぶべきかの基本方針
もしあなたが「作品として最高の一枚を追求したい」「背景を大きくぼかした印象的なポートレートが撮りたい」と考えるなら、画質と表現力に優れるSシリーズが最良の選択となるでしょう。一方で、「旅行やイベントに気軽に持ち出したい」「野鳥や子どもの運動会で望遠撮影をしたい」といった機動性や特定の用途を重視するなら、Gシリーズがその真価を発揮します。どちらが良い・悪いではなく、あなたの撮影スタイルにどちらが合っているかを見極めることが重要です。
LUMIXのSシリーズとは何?

LUMIXのSシリーズは、パナソニックが2019年に市場へ投入した、プロフェッショナルの厳しい要求に応えるために開発されたフルサイズミラーレス一眼カメラシリーズです。長年にわたりマイクロフォーサーズ規格で培ってきた高度な映像技術と、現場で磨かれた信頼性の高い操作性を基盤に、フルサイズセンサーならではの圧倒的な高画質と豊かな表現力を融合させています。
Sシリーズの最大の存在意義は、その「生命力・生命美」を写し撮る卓越した描写力にあります。フルサイズセンサーは、1画素が取り込める光の情報量がマイクロフォーサーズセンサーよりも格段に多いため、光と影が織りなす繊細なグラデーションや、被写体の持つ質感を驚くほどリアルに再現します。特に、高感度撮影時のノイズ耐性に優れており、夜景や室内といった光量が少ない環境でも、クリアでディテール豊かな描写が可能です。
この高画質を支える技術の一つに「デュアルネイティブISOテクノロジー」があります。これは、パナソニックの業務用シネマカメラ「VARICAM」にも搭載されている技術で、ベースとなるISO感度を「低ISO感度回路」と「高ISO感度回路」の2系統で切り替えることにより、感度を上げてもノイズの発生を効果的に抑制します。
豆知識:Lマウントアライアンスの強力な連携
Sシリーズが採用する「Lマウント」は、パナソニック、そしてカメラ界の至宝であるライカ、レンズ開発で定評のあるシグマの3社による戦略的協業「Lマウントアライアンス」によって運営されています。これにより、各社の個性豊かで高性能なレンズ群をSシリーズのカメラで共通して使用することが可能です。このオープンなシステムは、ユーザーにとってレンズ選択の幅を大きく広げ、将来にわたって安心して投資できるという大きなメリットをもたらします。詳細については、Lマウントアライアンス公式サイトで確認できます。
また、Sシリーズは静止画だけでなく、動画性能においても業界をリードする存在です。
モデルによっては、映画制作にも用いられる6Kや8Kといった超高精細な動画記録に対応し、プロの映像クリエイターから絶大な支持を得ています。マグネシウム合金を採用した堅牢なボディや防塵防滴設計、撮影に集中できる直感的なボタンレイアウトなど、まさにプロの道具として妥協なく作り込まれたシリーズと言えるでしょう。
LUMIX Gシリーズとは何?

LUMIX Gシリーズは、パナソニックがデジタルカメラの歴史に大きな一歩を刻んだ、象徴的なシリーズです。2008年、パナソニックは世界で初めてミラーレス構造を採用したレンズ交換式デジタルカメラ「DMC-G1」を発売し、Gシリーズの歴史はそこから始まりました。一眼レフカメラの画質を、もっとコンパクトで手軽なカメラで実現するというコンセプトは、現在のカメラ市場の主流を創り上げたと言っても過言ではありません。
このシリーズの根幹をなすのが、OM SYSTEM(旧オリンパス)と共同で策定した「マイクロフォーサーズシステム規格」です。フルサイズセンサーに比べて面積が約4分の1のこのセンサーを採用することで、カメラボディと交換レンズの劇的な小型・軽量化に成功しました。これにより、一眼カメラでありながら、まるでコンパクトカメラのように日常的に持ち歩き、シャッターチャンスを逃さないという新しい撮影スタイルを提案したのです。
この高い機動性は、旅行や登山の記録、子どもの成長記録、そして身軽さが求められるVlog撮影など、あらゆるシーンで大きなアドバンテージとなります。システム全体をコンパクトにまとめられるため、複数のレンズを持ち歩く際の負担も大幅に軽減されます。
Gシリーズの隠れた、しかし非常に強力なメリットが「望遠撮影」です。センサーサイズが小さいため、同じ焦点距離のレンズを使っても、写る範囲が狭まり、被写体が大きく写ります。この効果はフルサイズ換算で焦点距離がちょうど2倍になる計算です。つまり、Gシリーズで300mmのレンズを使えば、フルサイズ機の600mmレンズに匹敵する超望遠撮影が、はるかに小さく軽い機材で実現できるのです。野鳥や航空機、スポーツ撮影を楽しむ方々からGシリーズが絶大な支持を受ける理由がここにあります。
また、マイクロフォーサーズ規格は多くのメーカーが参入するオープン規格であるため、パナソニック純正レンズだけでなく、OM SYSTEMやシグマ、タムロン、コシナなど、サードパーティ製の多種多様なレンズが利用可能です。自分の撮りたいものに合わせて、膨大な選択肢の中から最適なレンズを選べる自由度の高さは、Gシリーズならではの大きな魅力です。
ルミックス Gシリーズの特徴と魅力

LUMIX Gシリーズは、単に「小さい・軽い」というだけではありません。長年の開発で培われたパナソニックの先進技術が凝縮されており、多くのユーザーを惹きつける多彩な魅力を持っています。ここでは、その具体的な特徴をさらに詳しく見ていきましょう。
圧倒的なシステム全体のコンパクトさと機動力
Gシリーズの最大の強みは、やはりその機動力です。例えば、標準ズームレンズを装着した状態でも500mlのペットボトル程度の大きさに収まるモデルも多く、普段使いのカバンに気軽に入れて持ち運べます。
特に差が出るのが望遠レンズで、フルサイズ用の「70-200mm F2.8」クラスのレンズは2kg近くになることもありますが、Gシリーズ用の同等クラスのレンズ「LUMIX G X VARIO 35-100mm / F2.8」は約360gと、重さは5分の1以下です。この身軽さが、撮影に出かける心理的なハードルを下げ、より多くのシャッターチャンスに繋がります。
システムの中核に相応しい、高性能望遠ズーム
パナソニック 望遠ズームレンズ マイクロフォーサーズ用 ルミックス G X VARIO 35-100mm/F2.8/POWER O.I.S
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- 🏅 世界最小最軽量の70-200mm F2.8
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- 🎬 静音設計で動画撮影にも最適
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選ぶ楽しさが無限に広がる豊富なレンズラインナップ
マイクロフォーサーズマウントは、レンズ交換式カメラの中でも特にレンズの選択肢が豊富な規格です。パナソニック純正の「LUMIX G」レンズや、ライカの厳しい基準をクリアした高性能な「LEICA DG」レンズはもちろんのこと、OM SYSTEM(オリンパス)の「M.ZUIKO DIGITAL」レンズも全て使用可能です。さらに、シグマやタムロンといったサードパーティメーカーからも個性的なレンズが多数発売されており、予算や表現に合わせて、まさに「選びたい放題」と言える環境が整っています。
世界最高クラスの性能を誇る手ブレ補正機能「Dual I.S. 2」
パナソニックの手ブレ補正技術は業界でもトップクラスの評価を得ています。Gシリーズの多くのモデルには、ボディ内に搭載された5軸の手ブレ補正機構と、レンズ内に搭載された2軸の光学式手ブレ補正をリアルタイムで連携させる「Dual I.S. 2」が搭載されています。これにより、機種によってはシャッター速度最大8.0段分という驚異的な補正効果を発揮。三脚が使えない薄暗い美術館や夜景の撮影でも、手持ちでブレを抑えたクリアな写真を撮影することが可能です。この強力な補正は動画撮影時にも有効で、歩きながらの撮影でもまるでジンバルを使っているかのような滑らかな映像が得られます。
LUMIX G95で写真に創造性を
LUMIX G95 12-60mm F3.5-5.6 マイクロフォーサーズレンズ 5軸デュアルI.S. 2
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「動画のLUMIX」を牽引する先進の動画性能
LUMIX Gシリーズは、プロの映像クリエイターから「ビデオカメラの代わりになる」とまで言わしめるほど、動画機能が非常に強力です。フラッグシップモデルのGHシリーズは、ハリウッド映画の撮影に使われることもあり、時間無制限の4K/60p記録や、より豊かな色情報を記録できる「4:2:2 10bit」収録にいち早く対応してきました。
最新モデルの「LUMIX GH7」では、撮影後のカラーグレーディングの自由度を飛躍的に高めるApple ProRes RAWの内部記録にも対応。初心者向けのG100Dでも高音質なマイクシステムを搭載するなど、あらゆるレベルで動画撮影にこだわりたいユーザーの期待に応えるラインナップが揃っています。
YouTuberを含め、動画を生活の生業にされている方、趣味で動画を撮影されている方に強くお薦め
パナソニック(Panasonic) ミラーレス一眼カメラ ルミックス GH7
- 📸 約25.2MP裏面照射型センサー搭載
- 🎬 5.7K ProRes内部記録&32bit録音
- 🔥 ファン搭載で動画記録時間無制限
- ❄️ 防塵防滴&-10℃耐低温設計
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LUMIX Sシリーズ対応レンズの選び方

LUMIX Sシリーズのフルサイズセンサーが持つポテンシャルを最大限に引き出すためには、撮影シーンや表現意図に合わせたレンズ選びが不可欠です。Sシリーズのレンズは、パナソニックの光学技術の粋を集めて開発されており、コンセプトに応じて2つのグレードに大別されます。
- S PROレンズ:ライカカメラ社の厳しい品質基準をクリアし、解像力、コントラスト、ボケの美しさ、操作性、堅牢性のすべてにおいて一切の妥協を排した最高峰のプロフェッショナルレンズシリーズです。価格は高価になりますが、それに見合う究極の描写性能を約束します。
- Sレンズ:Sシリーズのカメラに相応しい優れた描写性能を維持しつつ、小型・軽量化やコストパフォーマンスを追求したハイクオリティなスタンダードレンズシリーズです。特に「F1.8単焦点シリーズ」は、複数のレンズでサイズや操作性を統一し、手頃な価格でシステムを組めるよう配慮されています。
これらのレンズ群の中から、あなたの主な撮影対象に合わせて最適な一本を選んでいきましょう。
広角ズームレンズ(例:LUMIX S PRO 16-35mm F4)
目の前に広がる広大な風景をダイナミックに切り取りたい、あるいは巨大な建築物の全体像を迫力満点に写し撮りたい場合に必須となるレンズです。
16mmなどの超広角域では、強烈な遠近感(パースペクティブ)を活かした個性的な表現が可能になります。また、画角が広いため、狭い室内での撮影や、大人数での集合写真にも威力を発揮します。
卓越した描写性能となめらかなボケ味を実現
パナソニック(Panasonic) 超広角ズームレンズ フルサイズミラーレス一眼 Lマウントシステム用 ルミックス LUMIX S PRO 16-35mm F4
- 📸 16-35mm F4の超広角ズーム
- ⚡ 480fps AF制御の超高速フォーカス
- 🎥 高精細4K動画に最適化設計
- 🪶 約500gの小型軽量プロレンズ
パナソニック(Panasonic) 超広角ズームレンズ フルサイズミラーレス一眼 Lマウントシステム用 ルミックス LUMIX S PRO 16-35mm F4を詳しく見る>>
標準ズームレンズ(例:LUMIX S 24-105mm F4 MACRO O.I.S.)
「最初の一本」として最もおすすめされる、非常に汎用性の高いレンズです。広角域の24mmから中望遠域の105mmまでをカバーし、これ一本で風景、スナップ、ポートレート、テーブルフォトなど、日常的な撮影シーンのほとんどに対応できます。キットレンズとして設定されていることも多く、LUMIX Sシリーズの基本性能をバランス良く体感できるレンズです。
軽量で取り回しやすく、AFもスムーズで、日常使いや旅行用には最適な一本
パナソニック(Panasonic) 標準ズームレンズ フルサイズミラーレス一眼 Lマウントシステム用 ルミックス LUMIX S 24-105mm F4
- 🌐 24-105mm F4の万能標準ズーム
- 🔍 最大撮影倍率0.5倍のマクロ性能
- ⚡ 480fps制御&6段分手ブレ補正
- 💼 約680gで本格撮影に最適
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望遠ズームレンズ(例:LUMIX S PRO 70-200mm F2.8 O.I.S.)
遠くにいる被写体を大きく、そして鮮明に写し出すためのレンズです。運動会で活躍する子どもの表情、ステージ上のアーティスト、野生動物など、物理的に近づけない被写体の撮影には欠かせません。また、望遠レンズ特有の「圧縮効果(遠くの背景が引き寄せられて見える効果)」を活かすことで、背景を整理し、被写体を際立たせた印象的な写真表現も可能です。
ピント面の解像度は高く、ボケはやわらかくなめらかです。三脚座がアルカスイス互換なのも便利です。
パナソニック(Panasonic) 望遠ズームレンズ フルサイズミラーレス一眼 Lマウントシステム用 ルミックス LUMIX S PRO 70-200mm F2.8 O.I.S.
- 🌟 70-200mm全域F2.8の大口径
- 💪 7段分の強力手ブレ補正搭載
- ⚡ 480fps制御のダブルフォーカスAF
- 🎯 約1570gのプロ仕様望遠ズーム
パナソニック(Panasonic) 望遠ズームレンズ フルサイズミラーレス一眼 Lマウントシステム用 ルミックス LUMIX S PRO 70-200mm F2.8 O.I.S. を詳しく見る>>
単焦点レンズ(例:LUMIX S 50mm F1.8)
焦点距離が固定されているズームのできないレンズですが、その分、F値が非常に小さく(明るく)、圧倒的に美しいボケ味と、薄暗い場所でもブレずに撮影できるという大きなメリットがあります。特にポートレート撮影では、背景をとろけるようにぼかし、人物だけをシャープに浮かび上がらせる表現が可能で、多くの写真家が愛用しています。SシリーズのF1.8シリーズは、24mm, 35mm, 50mm, 85mmといった主要な焦点距離が、ほぼ同じサイズと重量でラインナップされており、複数本揃えてもシステムをコンパクトに保てるよう設計されています。
フォーカスブリージング、AF音が小さくて動画性能が高くコスパの良いレンズ
パナソニック(Panasonic) 大口径標準単焦点レンズ フルサイズミラーレス一眼 Lマウントシステム用 ルミックス LUMIX S 50mm F1.8
- 🎯 F1.8の明るい標準単焦点レンズ
- 🎬 静音AFで動画撮影に最適
- 🔄 F1.8シリーズ共通サイズ設計
- 🚁 ジンバル・ドローン撮影に配慮
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レンズ選びの注意点:マウントの互換性
繰り返しになりますが、Sシリーズの「Lマウント」とGシリーズの「マイクロフォーサーズマウント」は、物理的な形状が異なるため、レンズを相互に装着することはできません。パナソニック公式からはマウント変換アダプターも発売されていないため、カメラボディに対応した専用マウントのレンズを選ぶ必要があります。購入時には必ずマウント規格を確認するようにしてください。
モデルで見るLUMIX SシリーズとGシリーズの違い

- ルミックスの最上位モデルは?
- LUMIX Gシリーズのおすすめモデル
- LUMIX Gシリーズを比較
- LUMIX デジカメの歴代ラインナップ
- LUMIX Gシリーズの歴代モデル一覧
ルミックスの最上位モデルは?
「LUMIXの最上位モデルはどれか?」という問いに対する答えは、一つではありません。なぜなら、LUMIXは撮影者の目的(静止画か動画か)や、求める画質レベル(センサーサイズ)に応じて、それぞれのカテゴリで頂点に立つ「フラッグシップモデル」をラインナップしているからです。ここでは、各カテゴリにおける最上位モデルとその特徴を詳しく解説します。
| シリーズ | カテゴリ | 最上位モデル(代表例) | 主な特徴と想定されるプロフェッショナルな用途 |
|---|---|---|---|
| Sシリーズ (フルサイズ) |
静止画フラッグシップ (高解像モデル) |
LUMIX S1R / S1RII | 約4730万画素(S1RIIは約4430万画素)という圧倒的な高画素が最大の特徴。ボディ内手ブレ補正を活用して約1.87億画素の画像を生成する「ハイレゾモード」も搭載。風景写真家や建築写真家、商業スタジオでの商品撮影など、ポスターサイズへの引き伸ばしにも耐えうる、極めて高い解像度が求められる現場で真価を発揮します。 |
| 動画フラッグシップ (シネマモデル) |
LUMIX S1H | 6K/24pの動画記録に世界で初めて対応したフルサイズミラーレス。長時間の高解像度撮影でも熱暴走を防ぐための冷却ファンを内蔵し、Netflixのオリジナル作品制作用カメラとして公式に認証されるなど、プロの映像制作現場で要求される信頼性と描画性能を備えています。 | |
| Gシリーズ (マイクロフォーサーズ) |
静止画フラッグシップ (高速モデル) |
LUMIX G9 PRO / G9PROII | 電子シャッターでAF追従しながら秒間60コマという驚異的な超高速連写性能を誇ります。狙った被写体を瞬時に捉える高速・高精度なAFシステムと強力な手ブレ補正を組み合わせることで、野鳥が飛び立つ瞬間や、スポーツの決定的なシーンなど、一瞬たりとも逃したくない動体撮影において最強のパートナーとなります。 |
| 動画フラッグシップ (クリエイターモデル) |
LUMIX GH6 / GH7 | マイクロフォーサーズの機動性を活かしつつ、動画性能を極限まで高めたシリーズ。5.7K/60pの高解像度記録や、映画のような滑らかなスローモーションを可能にする4K/120pハイフレームレート撮影に対応。Apple ProResコーデックの内部記録など、編集作業の効率化と高画質化を両立する機能を多数搭載し、多くの映像クリエイターに愛用されています。 |
新時代のスタンダード:ハイブリッドフラッグシップ「S5II」
これらの専門特化したフラッグシップとは別に、静止画と動画の両方で非常に高いパフォーマンスを発揮する「LUMIX S5II / S5IIX」の存在も忘れてはなりません。LUMIXのフルサイズ機として初めて像面位相差AFを搭載し、苦手とされてきた動体追従性能を劇的に改善。6K動画記録にも対応しながら、比較的小型なボディを実現しており、あらゆるジャンルを高い水準で撮影したいと考える現代のクリエイターにとって、まさに「万能型のフラッグシップ」と呼べる存在になっています。
新開発センサー&新世代エンジン 搭載
精密で広ダイナミックレンジな絵作り
パナソニック(Panasonic) パナソニック フルサイズミラーレス一眼カメラ S5M2
- 📸 24.2M新センサー&像面位相差AF
- 🎬 6K/Cinema4K無制限動画記録
- 🚀 秒間30コマの超高速連写対応
- 💪 防塵防滴&マグネシウム合金ボディ
パナソニック(Panasonic) パナソニック フルサイズミラーレス一眼カメラ S5M2を詳しく見る>>
LUMIX Gシリーズのおすすめモデル

多種多様なモデルが揃うLUMIX Gシリーズの中から、あなたの目的やカメラの習熟度に合わせたおすすめのモデルをピックアップして、その魅力を詳しくご紹介します。これからカメラを始める方から、より高度な表現を求める方まで、きっと最適な一台が見つかるはずです。
【Vlog・YouTube入門に最適】LUMIX DC-G100D
「Vlog撮影のために生まれたカメラ」と言っても過言ではない、小型・軽量なミラーレス一眼です。最大の特徴は、内蔵マイクの性能の高さ。
Nokia社が開発した「OZO Audio」技術を採用し、撮影シーンに合わせて「顔認識連動モード」や「サラウンドモード」など5つの指向性モードを切り替え可能。外付けマイクなしでも、驚くほどクリアで臨場感のある音声を収録できます。もちろん、モニターが180度回転するフリーアングル液晶なので、自撮りも楽々。歩き撮りの手ブレを強力に抑える5軸ハイブリッド手ブレ補正も搭載しており、これから動画コンテンツ制作を始めたい方に必要な機能がコンパクトなボディに凝縮されています。
一眼ならではの高画質で思い出を。
パナソニック(Panasonic) LUMIX(ルミックス)G100D
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パナソニック(Panasonic) LUMIX(ルミックス)G100Dを詳しく見る>>
【おしゃれに楽しむ最初の一台】LUMIX DC-GF10(生産完了品)
クラシカルで洗練されたデザインが魅力の、カメラ初心者に向けたエントリーモデルです。現在は生産完了していますが、中古市場ではそのデザイン性の高さから今なお人気があります。本体重量が約270gと非常に軽量で、スマートフォン感覚で気軽に持ち歩けるのが魅力。上方向に180度回転するチルト式モニターを使えば、画面を確認しながら簡単にセルフィーが撮影できます。「美肌効果」や背景をぼかす「背景コントロール」といった機能も搭載されており、難しい設定なしでSNS映えするきれいな写真が撮れます。
思いのままの「自分撮り」が更に楽しめる
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パナソニック ミラーレス一眼カメラ ルミックス GF10 ダブルレンズキットを詳しく見る>>
【写真も動画も本格的に楽しむ】LUMIX DC-G99M2
「フィールド(野外)撮影向け一眼」というコンセプトの通り、防塵・防滴に配慮した堅牢なボディと、安定したホールディングが可能な深いグリップが特徴のミドルクラスモデルです。強力な手ブレ補正「Dual I.S. 2」を搭載し、風景やスナップはもちろん、望遠レンズを使った撮影でも安定したフレーミングが可能。さらに、プロ向けの動画機能である「V-Log L」に標準で対応しており、撮影後のカラーグレーディングで本格的な映像作品作りも楽しめます。写真撮影を軸にしながら、動画のクオリティにもこだわりたい、そんなステップアップを目指すユーザーに最適な一台です。
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【映像制作を極めるプロ機材】LUMIX DC-GH6 / GH7
マイクロフォーサーズ規格の動画性能を極限まで追求した、プロフェッショナル向けのフラッグシップモデルです。GH6は5.7K/60p記録やApple ProRes 422 HQの内部記録、GH7ではさらに像面位相差AFやApple ProRes RAWの内部記録に対応するなど、まさに「小型のシネマカメラ」と呼ぶにふさわしいスペックを誇ります。長時間の撮影でも安定したパフォーマンスを発揮する放熱設計が施されており、ドキュメンタリーやショートフィルム制作など、信頼性が求められる現場で絶大な力を発揮します。
YouTuberを含め、動画を生活の生業にされている方、趣味で動画を撮影されている方に強くお薦め
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LUMIX Gシリーズを比較

LUMIX Gシリーズは、その開発コンセプトやターゲットユーザーに応じて、さらに細かいサブシリーズに分類されています。各シリーズの立ち位置を理解することで、膨大なラインナップの中から自分に合ったカメラを効率的に絞り込むことができます。
| シリーズ名 | コンセプト | 主な特徴 | こんなユーザーにおすすめ | 代表モデル |
|---|---|---|---|---|
| GHシリーズ | Video Flagship (動画の頂点) |
堅牢な大型ボディに、冷却機構や豊富なインターフェースを搭載。時間無制限録画やProRes収録など、プロの映像制作に特化した最先端の動画機能を満載。 | 本格的な映像作品を制作する映画監督やビデオグラファー、画質に妥協したくないハイアマチュアのYouTubeクリエイター。 | GH7, GH6, GH5S |
| Gシリーズ | Hybrid & High-Speed (万能・高速) |
一眼レフスタイルの安定したホールディング性。静止画と動画の両方で高い性能を発揮するバランスの良さが魅力。特にG9系は高速連写性能に優れる。 | 風景、野鳥、スポーツ、動画など、幅広いジャンルを一台でこなしたいオールラウンダーな写真家。アウトドアでの撮影が多いユーザー。 | G9PROII, G99D, G100D |
| GXシリーズ | Street & Style (街撮り・洗練) |
フラットで携帯性に優れたレンジファインダースタイル。高画質とスタイリッシュなデザインを両立し、街中でのスナップ撮影に最適。 | 日常の何気ない風景をアーティスティックに切り取りたいスナップシューター。カメラをファッションの一部として楽しみたいユーザー。(現在は生産完了) | GX7MK3 |
| GFシリーズ | First & Fashionable (最初の一台・おしゃれ) |
ファインダーを排し、徹底的に小型・軽量化と簡単操作を追求。自撮り機能やフィルター機能が充実し、スマートフォンからのステップアップに最適。 | 初めてレンズ交換式カメラを使う初心者。家族や友人との思い出を手軽に高画質で残したいライトユーザー。(現在は生産完了) | GF10 |
こうして見ると、同じGシリーズでも全く性格が違うのが分かりますね。例えば、「とにかく最高の動画を撮りたい!」というプロ志向の方はGHシリーズ、「鳥や飛行機を撮りたい!」という方は高速連写が得意なGシリーズ(G9PROII)、「とにかく軽くておしゃれなカメラが欲しい!」という方はGFシリーズの中古を探す、といったように、自分の撮りたいものから逆算してシリーズを絞り込むのが賢い選び方です。
フルサイズ機から踏襲したデザインで、ちょうどいい握り心地でカッコイ感もある。
パナソニック(Panasonic) ミラーレス一眼 ルミックス DC-G9M2
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LUMIX デジカメの歴代ラインナップ

パナソニックのデジタルカメラブランド「LUMIX」の歴史は、単なる製品の列挙ではなく、デジタルイメージング技術の革新の物語そのものです。2001年に産声を上げたLUMIXは、当初から一貫して、誰もが高画質な写真や映像を楽しめる世界の実現を目指してきました。
その初期においてLUMIXの名を世に知らしめたのは、ドイツの名門ライカカメラ社との協業でした。ライカの厳しい品質基準をクリアした「LEICA DCレンズ」をコンパクトデジタルカメラに搭載することで、ポケットサイズのカメラでありながら、プロも唸るほどの卓越した描写力を実現。特に、高倍率ズームレンズを搭載した旅行向けの「TZシリーズ」や、明るい大口径レンズで美しいボケ味を楽しめる高級コンパクト「LXシリーズ」は、デジタルカメラ市場に金字塔を打ち立て、現在まで続く人気シリーズとなっています。
そしてLUMIXの歴史、ひいてはデジタルカメラ全体の歴史における最大の革命が、2008年に訪れます。それが、世界初のミラーレス一眼カメラ「LUMIX DMC-G1」の誕生です。それまでの一眼レフカメラの常識であったミラーボックスと光学ファインダーを取り払い、イメージセンサーが捉えた映像を直接電子ビューファインダーや液晶モニターに表示する「ミラーレス」という構造は、画質を犠牲にすることなく、カメラシステム全体の大幅な小型・軽量化を可能にしました。
このGシリーズの成功を基盤に、パナソニックは「動画のLUMIX」としての地位を確立していきます。2014年には世界で初めて4K動画の内部記録を可能にした「GH4」を発売し、映像業界に大きなインパクトを与えました。その後も、ボディとレンズの連携で手ブレを強力に補正する「Dual I.S.」など、常に業界をリードする先進技術を開発・搭載し続けてきました。
そして2019年、マイクロフォーサーズで培ったすべての技術とノウハウを結集し、プロフェッショナル市場の頂点を目指すフルサイズミラーレスSシリーズを発表。Gシリーズの「機動力」とSシリーズの「表現力」という二つの強力な柱を擁し、LUMIXはあらゆるクリエイターの創造力に応える総合イメージングブランドへと進化を遂げたのです。
LUMIX Gシリーズの歴代モデル一覧

2008年の誕生から十数年にわたり、LUMIX Gシリーズは時代のニーズを反映しながら多様な進化を遂げてきました。その系譜は、ミラーレスカメラがいかにして成長し、今日の地位を築いたかの証でもあります。ここでは、その歴史を語る上で欠かせない、特に象徴的な歴代モデルをピックアップしてご紹介します。
| 発売年 | モデル名 | 主な特徴・そのモデルが持つ歴史的意義 |
|---|---|---|
| 2008年 | DMC-G1 | 記念すべき世界初のミラーレス一眼カメラ。一眼レフからミラーボックスを排除するという革命的な構造で、新しいカメラ市場をゼロから創り出した伝説のモデル。 |
| 2009年 | DMC-GH1 | Gシリーズで初めてフルHD(AVCHD)動画撮影に対応。動画撮影中のオートフォーカスも可能で、「写真も動画も一台で」というハイブリッドカメラの概念を確立した。 |
| 2009年 | DMC-GF1 | ファインダーを省略し、ボディを大幅に薄型・軽量化した「GF」シリーズの初代機。「パンケーキレンズ」との組み合わせで、一眼画質を手軽に持ち運ぶスタイルを定着させた。 |
| 2011年 | DMC-GX1 | GF1のコンセプトを継承しつつ、より高品位な質感と操作性を追求した「GX」シリーズの初代機。ハイアマチュア向けの小型高性能機というジャンルを切り開いた。 |
| 2014年 | DMC-GH4 | デジタルカメラとして世界で初めて4K/30p動画の内部記録に対応。それまで数十万円以上する業務用機材でしか不可能だった4K撮影を一般のクリエイターに解放し、映像業界に革命をもたらした。 |
| 2015年 | DMC-GX8 | ボディ内手ブレ補正(4軸)とレンズ内手ブレ補正(2軸)を協調させる「Dual I.S.」を世界初搭載。手持ち撮影の限界を大きく押し広げた。 |
| 2017年 | DC-GH5 | ミラーレスとして世界初の4K/60p動画記録、そしてプロの色編集に耐える4:2:2 10bitの内部記録を実現。プロの映像制作現場におけるミラーレスの地位を不動のものにした。 |
| 2018年 | DC-G9 PRO | GHシリーズが動画性能を追求する一方、Gシリーズの静止画フラッグシップとして登場。AF追従で秒間20コマのブラックアウトフリー連写など、動体撮影性能を極めた。 |
| 2022年 | DC-GH6 | 5.7K動画や、編集に強いコーデックであるApple ProResの内部記録にLUMIXとして初対応。冷却ファンを内蔵し、時間無制限の撮影を可能にした動画モンスター。 |
| 2023年 | DC-G9PROII | LUMIX Gシリーズとして待望の像面位相差AFを初搭載。従来からの空間認識AFと組み合わせることで、高速で動く被写体への追従性能が飛躍的に向上した。 |
この歴史を振り返ると、LUMIX Gシリーズがいかに多くの「世界初」を生み出し、常にユーザーの期待を超える機能を提供してきたかが分かります。この革新を続ける姿勢こそが、LUMIXブランドの信頼の源泉となっています。
LUMIX SシリーズとGシリーズの違いまとめ
この記事のポイント
- LUMIXのSシリーズとGシリーズの最大かつ根本的な違いはイメージセンサーのサイズにある
- Sシリーズは高画質で豊かな階調表現が可能なフルサイズセンサーを搭載している
- Gシリーズは小型軽量なシステムを構築できるマイクロフォーサーズセンサーを搭載している
- 画質やボケ味、表現力を最優先するならSシリーズが適している
- 携帯性、機動力、そして望遠性能を重視するならGシリーズが優位である
- Sシリーズは暗所での撮影に強く、ノイズの少ないクリアな描写が可能
- Gシリーズはレンズの焦点距離がフルサイズ換算で2倍になるため望遠に強い
- レンズマウントはSシリーズがLマウント、Gシリーズがマイクロフォーサーズマウントで互換性はない
- Sシリーズはプロや作品作りを追求するハイアマチュアを主なターゲットとしている
- Gシリーズは手軽に始めたい初心者からプロの映像クリエイターまで幅広い層に対応する
- Sシリーズのレンズはライカやシグマも使えるLマウントアライアンスが魅力
- Gシリーズのレンズはパナソニック、OM SYSTEMに加えサードパーティ製も豊富で選択肢が多い
- 各シリーズ内に静止画重視と動画重視のフラッグシップモデルが存在する
- S5IIのように静止画と動画を高次元で両立する万能モデルも登場している
- 最終的な選択は自身の撮影スタイルや予算、そして何を最も大切にしたいかで決めるべきである
LUMIX G95で写真に創造性を
LUMIX G95 12-60mm F3.5-5.6 マイクロフォーサーズレンズ 5軸デュアルI.S. 2
- 📸 20.3メガピクセルの高画質撮影
- 🎥 4K動画&V-Log L搭載モデル
- 🖥️ 3インチ可動式タッチモニター
- 💾 高速UHS-II対応SDカードスロット
LUMIX G95 12-60mm F3.5-5.6 マイクロフォーサーズレンズ 5軸デュアルI.S. 2を詳しく見る>>
フルサイズ機から踏襲したデザインで、ちょうどいい握り心地でカッコイ感もある。
パナソニック(Panasonic) ミラーレス一眼 ルミックス DC-G9M2
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