パナソニックのLUMIX Gシリーズは、2008年に世界初のミラーレス一眼として登場して以来、写真愛好家から映像クリエイターまで、数多くのユーザーを魅了し続けています。
しかし、その豊富なラインナップと長い歴史ゆえに、「どのモデルを選べば自分の撮影スタイルに合うのか分からない」と感じますよね^^;
この記事では、LUMIXデジカメの歴代モデルを丁寧に振り返りながら、LUMIXシリーズ一覧の全体像を深く掘り下げて解説します。
また、プロ向けのフルサイズ機であるLUMIX SシリーズとGシリーズの違いは何か、そして同じGシリーズ内でも写真向けのGシリーズと動画向けのGHシリーズの違いはどこにあるのか、その核心に迫ります。さらに、小型軽量で人気を博したLUMIX GFシリーズについて、特にエポックメイキングな存在であるLUMIX GF7の特徴を交えて具体的にご紹介します。これからLUMIXの世界に足を踏み入れたい方、あるいは新しい一台を探している方へ向けて、LUMIX Gシリーズの比較を行い、最終的に現在LUMIX Gシリーズのおすすめはどのモデルなのかを明確にしていきます。
LUMIX Gシリーズ:歴代モデルの系譜

- LUMIXシリーズ一覧で全体像を把握
- LUMIX SシリーズとGシリーズの違いは?
- LUMIX GシリーズとGHシリーズの違い
- LUMIXデジカメの歴代モデルを紹介
- 小型軽量なLUMIX GFシリーズについて
- 初心者にも人気なLUMIX GF7の特徴
LUMIXシリーズ一覧で全体像を把握
パナソニックが展開するデジタルカメラブランド「LUMIX(ルミックス)」は、2001年の誕生以来、ドイツの名門ライカ社の高性能レンズと、独自開発の映像エンジン「ヴィーナスエンジン」を両輪に、常に革新的な製品を世に送り出してきました。現在、LUMIXのラインナップは大きく3つのカテゴリーに分類され、それぞれが異なるユーザー層のニーズに応えています。
マイクロフォーサーズ機(Gシリーズ)
2008年に世界初のミラーレス一眼「DMC-G1」を発表して以来、LUMIXの中核を成してきたのがマイクロフォーサーズシステムを採用したGシリーズです。当時の一眼レフカメラが大きく重いのが当たり前だった時代に、ミラーボックスを廃した画期的な構造でカメラの常識を覆しました。センサーサイズをAPS-Cより一回り小さい4/3型にすることで、ボディやレンズの圧倒的な小型軽量化を実現し、高画質と携帯性を見事に両立させています。現在ではスナップ撮影に最適な小型機から、プロの映像制作現場で使われるハイエンド機まで、最も幅広いラインナップを誇るシリーズです。
「撮りたい」と思ったその瞬間に 手元にカメラがあるか否か。普段から持ち運べる魅力
パナソニック デジタル一眼カメラ ルミックス GM1 レンズキットDMC-GM1K-S
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フルサイズ機(Sシリーズ)
2019年、パナソニックは新たな挑戦として35mmフルサイズセンサーを搭載したSシリーズを市場に投入しました。マイクロフォーサーズで培った映像技術を結集し、より大きなセンサーを活かした圧倒的な高画質、豊かな階調表現、そして被写体を際立たせる美しいボケ味が最大の特徴です。ライカ、シグマとの「Lマウントアライアンス」により、多様な高性能レンズが使用可能。
プロフェッショナルや、画質に一切の妥協を許さないハイアマチュアの厳しい要求に応える、LUMIXの最高峰シリーズとして位置づけられています。
動画性能も高く、手ブレ補正も安定していて、さすがLUMIXという印象
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コンパクトデジタルカメラ
レンズ交換はできませんが、手軽に高品質な撮影を楽しめるのがレンズ一体型のコンパクトデジタルカメラです。ポケットに入るサイズながら光学10倍以上のズームが可能なTZシリーズや、1.0型大型センサーと明るいレンズを搭載し、一眼カメラに迫る画質を実現した高級コンパクトのLXシリーズなど、個性的で魅力的なモデルが揃っています。「スマホより綺麗な写真を撮りたいけれど、レンズ交換は難しそう」と感じる層から根強い人気があります。
豆知識:マイクロフォーサーズマウントの互換性
LUMIX Gシリーズが採用する「マイクロフォーサーズ」規格は、OM SYSTEM(旧オリンパス)も同じ規格を採用しています。これにより、パナソニック製のカメラボディにOM SYSTEM製の高性能な望遠レンズを装着したり、その逆も可能であったりと、メーカーの垣根を越えてレンズ資産を共有できるという、他のマウントにはない大きなメリットを享受できます。これにより、システム構築の自由度が格段に高まります。
LUMIX SシリーズとGシリーズの違いは?

LUMIX SシリーズとGシリーズを隔てる最も本質的な違いは、光を受け取るイメージセンサーのサイズにあります。この物理的なセンサーサイズの違いが、画質、ボケの表現力、カメラシステムのサイズ感、そして得意な撮影ジャンルにまで大きな影響を与えています。
どちらのシステムが優れているという単純な話ではなく、ご自身の撮影スタイルや何を最も重視するかによって、最適な選択は異なります。両者の特性を深く理解することが、後悔しないカメラ選びの鍵となります。
項目 | Sシリーズ (フルサイズ) | Gシリーズ (マイクロフォーサーズ) |
---|---|---|
センサーサイズ | 35mmフルサイズ (約36x24mm) | 4/3型 (約17.3x13mm) |
画質・階調・ボケ | 卓越した高画質と滑らかな階調表現。背景をクリームのように溶かす、大きく美しいボケ表現が可能。 | 十分に高画質。フルサイズに比べ被写界深度が深く、風景全体にピントを合わせるパンフォーカス撮影が得意。 |
暗所性能 | 1画素あたりの受光面積が大きく、光を効率的に取り込めるため暗所でのノイズが少なく、非常に強い。 | フルサイズには一歩譲るが、最新の画像処理エンジンにより、実用上問題ないレベルまで性能が向上している。 |
システムサイズ | ボディもレンズも大きく、重くなる傾向。プロユースを想定した堅牢な作り。 | システム全体で小型・軽量。特に望遠レンズはフルサイズの半分以下のサイズ感になることも。 |
望遠性能 | 高画素機ではクロップによる望遠効果も期待できるが、基本的にはレンズの焦点距離通りの画角。 | 焦点距離が35mm判換算で常に2倍になるため、圧倒的に望遠に強い。野鳥や航空機撮影で絶大なメリット。 |
レンズの選択肢 | Lマウントアライアンスによりライカ、シグマの高品質なレンズが使用可能。 | マイクロフォーサーズ規格の豊富なレンズ群から、多様な価格帯・性能のレンズを選べる。 |
主なターゲット | 画質を最優先するプロ写真家、ハイアマチュア。スタジオ撮影や作品撮りがメインのユーザー。 | 初心者からプロまで幅広い層。機動性と画質のバランスを重視する旅行写真家や映像クリエイター。 |
ポートレート撮影で被写体をドラマチックに際立たせたいならSシリーズ、旅行先でフットワーク軽く様々な画角を楽しみ、時には超望遠で遠くの被写体を狙いたいならGシリーズ、というように、具体的な撮影シーンを想像してみると、どちらが自分にとって最適かが見えてくるはずです。
LUMIX GシリーズとGHシリーズの違い

LUMIX Gシリーズという大きな枠組みの中で、特に「G」系統と「GH」系統は見た目も似ていますが、その開発思想は大きく異なります。GHシリーズはGシリーズの一部でありながら、動画性能をプロフェッショナルの領域まで引き上げた、特別なフラッグシップ(最上位)モデルとして君臨しています。
Gシリーズ:静止画を極めるためのバランス型
Gシリーズは、LUMIXの原点である「DMC-G1」の直系であり、静止画撮影を主軸に、動画も高次元でこなすことを目指したバランスの取れたシリーズです。特に「G9 PRO」などのモデルでは、静止画フラッグシップとして、高速連写性能や高精度なオートフォーカス、強力な手ブレ補正など、写真撮影における決定的な瞬間を逃さないための機能が惜しみなく投入されています。
- 特徴: 高速・高精度なAF、強力な手ブレ補正「Dual I.S. 2」、複数枚の写真を合成して高解像度画像を生成する「ハイレゾモード」、直感的な操作系
- 代表モデル: DC-G9 PRO, DC-G99
GHシリーズ:映像制作の常識を変える動画特化型
一方、GHシリーズは「ハイブリッドフォトグラフィ」というコンセプトを掲げ、ミラーレスカメラの動画性能の限界に挑み続けてきたシリーズです。
その性能はもはや「写真も撮れるビデオカメラ」と評されるほどで、豊富な動画記録フォーマット、カラーグレーディングの自由度を高める「V-Log」、映画のような画角で撮影できるアナモフィック撮影への対応など、プロの映像クリエイターが求める専門的な機能が満載です。また、高負荷な動画記録でも安定して動作するよう、放熱ファンを内蔵するなど、設計思想からして映像制作に最適化されています。
- 特徴: 4K/6K高解像度動画、4:2:2 10bit内部記録、時間無制限記録、豊富なアシスト機能(波形モニターなど)
- 代表モデル: DC-GH6, DC-GH5S
選ぶ際の決定的な違い
もしあなたの主戦場が「写真」であり、最高の瞬間を切り取ることに喜びを感じるならGシリーズが最適です。しかし、あなたが「映像」を通して物語を紡ぎたい、あるいは仕事として高品質な動画コンテンツを制作する必要があるならば、その投資に見合うだけの表現力と信頼性を提供してくれるGHシリーズが、かけがえのないパートナーとなるでしょう。
写真撮影もできる、ビデオカメラと考えて購入される方がよい
Panasonic ミラーレス一眼 ルミックス GH6 ボディ ブラック DC-GH6
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LUMIXデジカメの歴代モデルを紹介

LUMIX Gシリーズの10年以上にわたる歴史は、ミラーレスカメラの技術革新の歴史そのものです。ここでは、その中でも特に技術的・文化的な転換点となった、記憶に残る歴代モデルをご紹介します。
DMC-G1 (2008年)
すべての始まりとなった記念碑的モデル。一眼レフの象徴であったミラーボックスと光学ファインダーを取り払い、常にセンサーからの映像をEVF(電子ビューファインダー)や液晶モニターに表示する「ミラーレス」という構造を世界で初めて実現しました。これにより、一眼レフの画質はそのままに、劇的な小型・軽量化を達成。現在のカメラ市場の主流を創り上げた、まさに革命的な一台です。
DMC-GH1 (2009年)
当時、デジタル一眼カメラの動画機能はまだ発展途上でしたが、GH1は本格的なフルハイビジョン(AVCHD)動画記録に対応。レンズ交換によるボケ味豊かな映像表現と、動画撮影中のオートフォーカスを両立させ、一眼カメラで「映像を撮る」文化の礎を築きました。
手触り、ホールド感も良い。手軽で操作しやすく、旅行に最適
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- マイクロフォーサーズマウントで多彩なレンズ交換 🎯👌
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DMC-GF1 (2009年)
ファインダーを大胆に省略し、徹底した薄型化とシンプルなデザインを追求したモデル。そのミニマルでスタイリッシュな外観は、従来の「ゴツいカメラ」のイメージを覆し、多くの女性ユーザーやファッション感度の高い層から絶大な支持を集めました。カメラが性能だけでなく、ライフスタイルの一部として楽しまれるきっかけを作りました。
LUMIXが好きな人には、たまりませんね。
パナソニック デジタル一眼カメラ GH1 ボディ コンフォートブラック DMC-GH1-K
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DMC-GH4 (2014年)
まだ4Kテレビも普及していなかった時代に、ミラーレス一眼として世界で初めて4K動画の内部記録に対応した歴史的モデル。それまで数十万~数百万円する業務用機材でしか撮れなかった4K映像を、コンシューマー機で実現したインパクトは絶大で、多くの小規模プロダクションや個人の映像クリエイターがプロの現場に参入する道を切り開きました。
定評通りの画質。日中は問題なし
- 世界初!4K動画撮影対応のミラーレス一眼 🎬👑
- 空間認識AF搭載で約0.07秒の高速AF実現 ⚡🎯
- 最高12コマ/秒の高速連写&マグネシウム合金ボディ 📸💪
- 4K動画から約800万画素の静止画切り出しが可能 ✨💎
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DMC-GX8 (2015年)
レンズ内の手ブレ補正(O.I.S.)と、新たに搭載したボディ内の5軸手ブレ補正(B.I.S.)をインテリジェントに協調させる画期的な手ブレ補正システム「Dual I.S.」を世界で初めて搭載。それまで三脚が必須だったような薄暗いシーンでも、手持ちでブレのないクリアな写真撮影を可能にし、撮影の自由度を飛躍的に高めました。
大きさ、重量ともにベストです。手の内に気持ちよく馴染みます。
パナソニック ミラーレス一眼カメラ ルミックス GX8 ボディ 2030万画素 ブラック DMC-GX8-K
- 世界初!6軸手ブレ補正Dual I.S.搭載 🌟🛡️
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- 0.77倍236万ドット高精細チルト式EVF 👁️✨
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小型軽量なLUMIX GFシリーズについて

LUMIX Gシリーズの中で、ひときわ多くのカメラ初心者を魅了し、ファンを増やしてきたのがGFシリーズです。GFは「G Friendly」を意味し、その名の通り、カメラの専門知識がない人でも、もっと気軽に、もっと親しみやすく一眼画質を楽しめるようにという想いを込めて開発されたエントリー向けのラインです。
GFシリーズの最大の設計思想は、電子ビューファインダー(EVF)を搭載しないことです。これにより、ボディの劇的な薄型化・小型化を実現し、まるでコンパクトデジタルカメラのような感覚で日常的に持ち運べる軽快さを手に入れました。撮影はスマートフォンのように背面モニターを見ながら行うスタイルに特化しており、タッチ操作でピント合わせやシャッターを切れるなど、直感的な操作性が追求されています。
また、性能一辺倒ではなく、「所有する喜び」や「持ち歩く楽しさ」を重視しているのもGFシリーズの大きな特徴です。クラシカルで愛着の湧くデザインや、ファッションやライフスタイルに合わせて選べる多彩なカラーバリエーションを展開することで、カメラを性能だけで選ぶのではなく、自己表現のツールとして楽しむという新しい価値観を提案してきました。
大きさ、重量ともにベストです。手の内に気持ちよく馴染みます。
パナソニック ミラーレス一眼カメラ ルミックス GX8 ボディ 2030万画素 ブラック DMC-GX8-K
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初心者にも人気なLUMIX GF7の特徴

数あるGFシリーズの中でも、そのコンセプトが最も成功し、商業的にも大きな人気を博したのが2015年発売のDMC-GF7です。このモデルは、当時のトレンドを巧みに取り入れ、GFシリーズの魅力を一つの完成形に昇華させた一台と言えます。
時代を象徴する「自分撮り」機能
GF7の成功を決定づけた最大の要因は、液晶モニターが上方に180度回転するチルト機構の搭載です。モニターを自分の方へ向けると、カメラが自動で「自分撮りモード」に切り替わり、顔認識機能と連動して最適なピントと明るさに調整してくれます。さらに、美肌効果や背景のボケ具合も簡単に設定でき、シャッターボタンを押さずに顔を隠してから現す動作で撮影できる「フェイスシャッター」など、ユニークな機能も満載。SNSの普及と相まって、この機能は友人との記念撮影やVlog撮影を楽しむ若い世代に爆発的に受け入れられました。
どこへでも連れて行ける小型ボディ
ボディは徹底的に小型化され、標準ズームレンズを装着しても小さなバッグにすっぽり収まるサイズ感を実現。重量もバッテリーとメモリーカードを含めてわずか約266gと、当時のレンズ交換式カメラとしては驚異的な軽さでした。この携帯性の高さが、「特別な日だけでなく、日常の何気ない瞬間も高画質で残したい」というニーズに見事に応えました。
十分な基本性能と連携機能
エントリーモデルでありながら、1600万画素のLive MOSセンサーとヴィーナスエンジンによる画質は上位モデルに迫るものでした。また、Wi-Fi機能も標準搭載しており、専用アプリを使えば撮影した写真をその場でスマートフォンに転送し、すぐにSNSでシェアすることが可能。撮影から共有までの一連の流れをシームレスに行える利便性も、多くの初心者ユーザーの心を掴みました。GF7は、ミラーレスカメラの敷居を大きく下げ、カメラの楽しみをより多くの人に広げた歴史的な名機です。
AF合焦速度はE-M1よりも高速で、
気持ちよいくらいスパッと合焦
パナソニック ミラーレス一眼カメラ ルミックス GX7 ボディ シルバー DMC-GX7-S
- 約276万ドット高精細チルト式LVF搭載 👁️✨
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LUMIX Gシリーズ:歴代から選ぶ一台

- LUMIX Gシリーズの比較ポイント
- 今買うならDC-G99M2が最適解
- LUMIX Gシリーズのおすすめは最新機
- 中古で探す歴代の名機たち
- lumix gシリーズ 歴代モデル総括
LUMIX Gシリーズの比較ポイント
多岐にわたるLUMIX Gシリーズのラインナップから、本当に自分に合った一台を見つけ出すためには、各シリーズが持つ明確なコンセプトを理解することが最も重要です。以下の5つのシリーズの特性を軸に、ご自身の撮影スタイルと照らし合わせることで、最適なモデルが自ずと見えてくるでしょう。
シリーズ | コンセプト | ボディ形状 | 主な特徴 | どんな人におすすめか |
---|---|---|---|---|
GHシリーズ | 動画性能フラッグシップ | 一眼レフスタイル(大型・堅牢) | 豊富な動画機能、高ビットレート内部記録、放熱設計、V-Log | プロの映像制作者、シネマティックな動画を追求するクリエイター |
Gシリーズ | 静止画・動画バランス | 一眼レフスタイル(中型・高機能) | 高速AF/連写、強力な手ブレ補正、ハイレゾモード、高い操作性 | 静止画をメインにしつつ、動画も妥協したくないオールラウンダー志向の人 |
GXシリーズ | ストリートスナップ | レンジファインダースタイル(薄型・スタイリッシュ) | 小型・軽量でありながら高画質、機動性、デザイン性、チルト式EVF | 街撮りや日常スナップがメインで、カメラの携帯性やデザインを重視する人 |
GFシリーズ | エントリー・小型軽量 | フラット(EVFなし・コンパクト) | 究極のコンパクトさ、シンプルな操作性、チルト式モニターによる自分撮り | 初めてミラーレス一眼を使い、手軽さとスマートな写真共有を求める人 |
GMシリーズ | 究極の小型化(生産終了) | ミニチュア(超小型) | レンズ交換式とは思えない驚異的な小ささ、マグネシウムボディ | 携帯性を何よりも最優先し、中古市場でユニークな一台を探している人 |
これらのシリーズ特性に加えて、購入を検討する際には「ボディ内手ブレ補正の有無」「4K動画撮影のフレームレート(30pか60pか)」「ファインダーの見やすさ(倍率やドット数)」「悪天候でも安心な防塵防滴性能」といった、より具体的な機能の有無も重要な比較ポイントになります。ご自身の主な撮影シーンと予算を天秤にかけ、どの機能を優先するかを明確にすることが賢明な選択に繋がります。
今買うならDC-G99M2が最適解

「数ある選択肢の中で、今からLUMIX Gシリーズを始めるのに最もバランスが取れた一台は何か?」という問いに対して、自信を持っておすすめできるのがDC-G99M2です。
万能選手、DC-G99M2をおすすめする具体的理由
DC-G99M2は、静止画フラッグシップである「G9 PRO」の優れた絵作りや操作思想を受け継ぎつつ、動画機能も大幅に強化された万能モデル「G99」の正統な後継機です。静止画と動画、どちらも高いレベルで楽しみたいという、現代のカメラユーザーが抱える多様なニーズに、これ一台で応えられる懐の深さが最大の魅力です。
静止画性能
2033万画素のローパスフィルターレスLive MOSセンサーが、被写体の細部までシャープに描き出します。また、5軸のボディ内手ブレ補正とレンズ側の手ブレ補正が高度に協調する「Dual I.S. 2」に対応。これにより、最大5段分の補正効果を発揮し、薄暗いシーンでの手持ち撮影や望遠撮影を強力にサポートします。
動画性能
クリエイター向けの機能も充実しています。内部記録で時間無制限の4K/30p動画撮影が可能。また、後から自由な色編集が可能なカラープロファイル「V-Log L」にも対応しており、本格的な映像制作の入り口としても最適です。
操作性と現代的な仕様
グリップは深く握りやすく、多くのボタンやダイヤルが直感的に操作できる場所に配置されているため、ファインダーを覗きながらでも設定変更が容易です。G99シリーズからの大きな進化点として、USB端子が汎用性の高いType-Cに変更され、モバイルバッテリーからの給電・充電に対応。さらに、約184万ドットの高精細なフリーアングルモニターは、ハイアングルからローアングル、自撮りまで、あらゆる撮影スタイルに柔軟に対応します。
DC-G99M2は、まさにGシリーズの「標準機」と呼ぶにふさわしい一台。風景、スナップ、ポートレートといった静止画撮影から、日常を記録するVlog、さらには一歩進んだ映像作品作りまで、あなたのクリエイティブな欲求にしっかりと応えてくれる、信頼できるパートナーとなるでしょう。
軽いですがコンパクトではありません。小さいカメラが持ち辛い方にはオススメ✨
パナソニック (Panasonic) ミラーレス一眼カメラ LIMIX G99M2
- ローパスフィルターレス20.3M Live MOSで高精細 📸✨
- 5軸5段ボディ内手ブレ補正&Dual I.S. 2搭載 🛡️⚡
- 約0.07秒高速AF&秒間9コマ高速連写 💨🎯
- 4K 30p無制限内部記録&防塵防滴で全天候対応 🎬💪
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LUMIX Gシリーズのおすすめは最新機

中古カメラ店やオンラインマーケットには、魅力的な価格で販売されている旧モデルも多く存在します。しかし、特別な理由がない限りは、可能な限り新しい世代のモデルを選ぶことを強く推奨します。その理由は、この数年でデジタルカメラのコア性能が飛躍的に向上しているからです。
カメラの頭脳「ヴィーナスエンジン」の進化
LUMIXの画質と性能を支えるのが、画像処理エンジン「ヴィーナスエンジン」です。このエンジンは世代を重ねるごとに処理能力が向上し、色再現性、ノイズリダクション、AFの演算速度など、カメラのあらゆる性能の土台となっています。新しいモデルほど、この強力な頭脳を搭載しているのです。
新しいモデルを選ぶ具体的なメリット
1. オートフォーカス(AF)性能の劇的な向上
パナソニック独自の空間認識技術(DFD)を用いたコントラストAFは、世代を追うごとに高速化・高精度化しています。さらに、最新の「G9PROII」では像面位相差AFも搭載され、動く被写体への追従性能が劇的に向上しました。一瞬のシャッターチャンスを逃さないためには、新しいAFシステムが有利です。
2. 卓越した高感度画質
新しい映像エンジンとセンサーは、暗い場所での撮影時に避けられない高感度ノイズの処理能力が格段に優れています。同じISO3200で撮影しても、旧モデルではざらつきが目立つシーンが、新モデルでは滑らかでクリアな画質で記録できるなど、その差は歴然です。
3. 動画機能の標準仕様の向上
数年前は上位モデルの特権だった4K/60p記録や、10bitの色情報を持つ動画記録が、現在では中級機にも搭載されるようになりました。また、ボディ内手ブレ補正も進化を続けており、歩きながらの撮影でも、より滑らかで安定した映像を撮影できます。
注意点:旧モデルのファームウェアアップデート
パナソニックはファームウェアアップデートによる機能追加に積極的なメーカーですが、それも発売から数年が限度です。古いモデルは最新のレンズに対応していなかったり、最新の機能が使えなかったりする場合があります。長期的に安心して使用するためにも、現行に近いモデルを選ぶのが賢明です。
フルサイズ機から踏襲したデザインで、ちょうどいい握り心地でカッコイ感もある。
パナソニック(Panasonic) ミラーレス一眼 ルミックス DC-G9M2
- フル画素25.2Mで約60コマ/秒AF追従超高速連写 ⚡📸
- メカシャッター10コマ/秒の高速連写も可能 💨🎯
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- -10℃耐低温設計で寒冷地撮影も安心 ❄️✨
パナソニック(Panasonic) ミラーレス一眼 ルミックス DC-G9M2を詳しく見る>>
中古で探す歴代の名機たち

最新機を推奨する一方で、限られた予算の中でLUMIX Gシリーズの持つ独特の魅力を体験したいと考える方にとって、中古市場はまさに宝の山です。ここでは、生産は完了したものの、今なお多くの写真愛好家から支持される、中古でこそ狙いたい歴代の名機を厳選してご紹介します。
DMC-GX7MK2 (2016年)
「ストリートフォト一眼」として高い評価を得たGXシリーズの中でも、特に完成度が高いと評される一台。ローパスフィルターレス設計の1600万画素センサーがもたらす解像感と、コンパクトなボディに凝縮された5軸手ブレ補正の組み合わせは、街角スナップで絶大な威力を発揮します。パナソニックの絵作りの思想が色濃く反映されたモノクロームモード「L.モノクローム」が初めて搭載されたモデルでもあり、味わい深い白黒写真を撮りたい方には特におすすめです。
サイズと重さに対する、機能と画質面での満足度は高い。
パナソニック ミラーレス一眼ルミックス DMC-GX7MK2-K
- ローパスフィルターレス16M Live MOSで高解像度 📸✨
- 撮影後にピント選択できるフォーカスセレクト機能 🎯💫
- レンズ2軸×ボディ5軸の7軸Dual I.S.手ブレ補正 🛡️⚡
- 4K動画&4K Photo対応で高精細な映像表現 🎬🌟
パナソニック ミラーレス一眼ルミックス DMC-GX7MK2-Kを詳しく見る>>
DMC-GM1S (2014年)
「これが本当にレンズ交換式カメラなのか?」と誰もが驚く、究極の小型化を実現した伝説的なモデル。そのサイズは一般的なコンパクトデジカメと変わらず、ポケットに入れて持ち運ぶことさえ可能です。この小さなボディに上位モデルと同等のセンサーを搭載しており、画質に妥協はありません。セカンドカメラとして、また「常時携帯する高画質カメラ」として、唯一無二の存在感を放ちます。
持ち運びもできる、お散歩用に最適!
- ディンプル加工フェイクレザーの上質デザイン ✨💼
- Wi-Fi搭載でSNSへ直接アップロード可能 📱🌟
- ローライトAF(-4EV)で星明かり下も撮影OK 🌙📸
- BGM付ショートムービーが手軽に作成できる 🎬🎵
パナソニック ミラーレス一眼 DMC-GM1SK-Aを詳しく見る>>
DC-G9 PRO (2018年)
LUMIX Gシリーズにおける静止画のフラッグシップとして開発されたモデル。
その性能は発売から数年経った今でも一線級です。約0.04秒という驚異的な高速AF、AFを追従させながらの秒間20コマのブラックアウトフリー連写、そしてカメラ記者クラブ賞を受賞した信頼性など、特に野鳥やスポーツ、鉄道といった動きの速い被写体を撮影するフォトグラファーにとっては、中古市場で極めてコストパフォーマンスの高い選択肢となるでしょう。
中古カメラを探す際は、信頼できる専門店で「ショット数(シャッターを切った回数の目安)」や「センサーの状態」をしっかりと確認してもらうことが成功の秘訣です。状態の良い個体との出会いは一期一会。じっくり探せば、きっとあなたの撮影スタイルに寄り添う最高の相棒が見つかるはずです。
重さ以外は素晴らしい、重量感も楽しめる方にはオススメ✨
- 20.3M Live MOSセンサー&6.5段手ブレ補正で高画質 📸✨
- AF約0.04秒の超高速オートフォーカス ⚡🎯
- 直感的に操作できる優れたデザイン&操作性 🎨👌
- デジタルカメラグランプリ2年連続受賞の実力 🏆💫
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LUMIX Gシリーズ:歴代モデル総括
この記事のポイント
- LUMIX Gシリーズは2008年に世界初のミラーレス一眼DMC-G1として誕生した
- 高画質と小型軽量を両立するマイクロフォーサーズ規格がシステムの核となっている
- Sシリーズは画質最優先のプロ向けフルサイズ機で大きなボケと暗所性能が強み
- Gシリーズは静止画性能を重視したバランスの取れたスタンダードなラインナップ
- GHシリーズはプロの映像制作に応える動画機能に特化したフラッグシップモデル
- GXシリーズはデザイン性と携帯性に優れ街撮りやスナップ撮影に最適
- GFシリーズはカメラ初心者向けに小型化と簡単な操作性を追求したモデル
- 歴代モデルには世界初の4K動画対応機GH4やDual I.S.搭載機GX8など技術革新を牽引した名機が多い
- GF7は180度チルト式モニターを搭載し自分撮り文化の普及に大きく貢献した
- カメラ選びではまず各シリーズの明確なコンセプトを理解することが重要である
- AF性能や高感度画質の進化が著しいため基本的には新しい世代のモデルを選ぶのが賢明
- これからGシリーズを始めるなら静止画も動画も高次元でこなせるDC-G99M2が最適解
- DC-G99M2はUSB-C端子や高精細モニターなど現代ユーザーのニーズに応える仕様を持つ
- 中古市場ではGX7MK2の描写力やG9 PROの高速性能などが今なお高く評価されている
- 中古モデルを選ぶ際はバッテリーの消耗度やセンサーの状態を信頼できる店舗で確認することが不可欠
フルサイズ機から踏襲したデザインで、ちょうどいい握り心地でカッコイ感もある。
パナソニック(Panasonic) ミラーレス一眼 ルミックス DC-G9M2
- フル画素25.2Mで約60コマ/秒AF追従超高速連写 ⚡📸
- メカシャッター10コマ/秒の高速連写も可能 💨🎯
- マグネシウム合金&防塵防滴で過酷な環境に対応 🛡️💪
- -10℃耐低温設計で寒冷地撮影も安心 ❄️✨
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