LUMIX G100Dの手ぶれ補正について、その実際の性能や効果的な使い方について詳しく知りたいとお考えではありませんか^^
Vlog撮影に最適なカメラとして市場に登場したこのモデルですが、「手ぶれ補正は光学式と電子式のどちらがいいのか?」「旧モデルのG100との違いは具体的にどこにあるのか?」など、購入前には解消しておきたい疑問点が数多くありますよね^^;
この記事では、LUMIX G100Dの仕様に関する詳細なデータから、公平な視点で集めたレビューや買った感想、そして撮影が楽しくなるような美しい作例紹介まで、あらゆる情報を網羅的に深掘りしていきます。さらに、パナソニックG100Dの生命線ともいえるファインダー倍率の秘密、気になる動画撮影時間の制限、そしてLUMIX G100Dのデメリットとは何か、という点にも正直に切り込みます。これから手に入れる方のために、LUMIX G100Dの中古市場の動向やボディのみでの入手方法、さらには「LUMIXの手ぶれ補正をオフにする方法は?」といった、一歩進んだ実践的なテクニックまで、あなたの知りたいことすべてに丁寧にお答えします。
目次
LUMIX G100D:手ぶれ補正の基本性能を解説

- 手ぶれ補正は光学式と電子式のどちらがいい?
- G100DとG100の違いは?
- LUMIX G100Dの仕様について
- パナソニックG100Dのファインダー倍率は?
- LUMIX G100Dのデメリットとは
- LUMIX G100Dの動画撮影時間
手ぶれ補正は光学式と電子式のどちらがいい?
カメラ選びで重要な要素となる手ブレ補正ですが、主流の方式には「光学式」と「電子式」の2つがあり、それぞれに異なる特性と得意なシーンが存在します。どちらか一方が絶対的に優れているわけではなく、両者の特徴を理解することが、LUMIX G100Dの手ブレ補正性能を正しく評価する鍵となります。
光学式手ブレ補正(O.I.S. - Optical Image Stabilizer)は、カメラのブレをジャイロセンサーが検知し、レンズ内の一部のレンズ群やイメージセンサー自体を物理的に動かすことで、光軸のズレを補正し、ブレを打ち消す極めて高度な技術です。最大のメリットは、画質を損なうことなく補正できる点にあります。画像処理を介さないため、解像度の低下やノイズの発生がなく、特に高画質が求められる静止画撮影や、望遠レンズ使用時の細かなブレの抑制に絶大な効果を発揮します。
一方、電子式手ブレ補正(E.I.S. - Electronic Image Stabilizer)は、実際に撮影された画像データを解析し、ブレを打ち消すように映像を電子的に処理する方式です。物理的な駆動部品が不要なため、カメラボディの小型・軽量化に大きく貢献します。動画撮影、特に広角レンズでの歩き撮りのような、ダイナミックで大きな揺れを滑らかに補正するのが得意です。ただし、原理上、映像フレームの一部を切り出して(クロップして)使用するため、画角が少し狭くなったり、処理の過程でごくわずかな画質劣化が生じたりする可能性があります。
ここでLUMIX G100Dの真価が発揮されます。このカメラが採用しているのは、パナソニックが長年培ってきた技術の結晶である「5軸ハイブリッド手ブレ補正」です。これは、対応レンズに搭載された2軸の光学式手ブレ補正(O.I.S.)と、カメラボディ内の5軸の電子式手ブレ補正(E.I.S.)がインテリジェントに連携し、互いの弱点を補い合う画期的なシステムです。詳しくはパナソニック公式サイトの解説でも述べられている通り、Vlog撮影などで発生しがちな複雑な揺れを効果的に吸収し、初心者でも驚くほどスムーズな映像を撮影することが可能です。
方式 | メリット | デメリット | 得意なシーン |
---|---|---|---|
光学式 (O.I.S.) | 画質劣化がほぼ無い 解像感を維持したまま補正 |
機構が複雑でコストやサイズに影響 レンズ側での対応が必要 |
静止画撮影、望遠撮影 |
電子式 (E.I.S.) | ボディの小型・軽量化が可能 大きな揺れや歪みの補正に強い |
画角が狭くなる(クロップ) わずかな画質劣化の可能性 |
動画撮影、歩き撮り |
ハイブリッド式 (G100D採用) | 両方式の長所を融合 静止画・動画共に高い補正効果 |
電子式のデメリット(クロップ)は発生 対応レンズが必要 |
Vlog撮影、手持ちでのあらゆるシーン |
結論として、LUMIX G100Dは静止画では画質を優先する光学式の恩恵を受けつつ、動画では電子式の強力な補正力を活用できる、非常にバランスの取れた手ブレ補正システムを搭載していると言えます。
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G100DとG100の違いは?

2024年1月26日に発売されたLUMIX G100Dは、その前身である2020年8月発売のLUMIX G100の正統な後継機であり、マイナーチェンジモデルという位置づけです。基本的な設計思想やイメージセンサー、画処理エンジンといったカメラの心臓部は共通ですが、ユーザーからのフィードバックに基づき、使い勝手を大きく向上させる2つの重要なアップグレードが施されています。
これらの違いを理解することは、中古でG100を検討する際の判断材料としても非常に役立ちます。
1. 電子ビューファインダー(EVF)の質的向上
最も大きな進化点は、電子ビューファインダー(EVF)の表示パネルです。G100では約368万ドット相当の「液晶パネル」が採用されていましたが、G100Dでは約236万ドットの「有機EL(OLED)パネル」へと変更されました。
一見するとドット数が減少しているためスペックダウンのように思えますが、これは表示方式の違いによるもので、実際の視認性はG100Dが明らかに優れています。有機ELは自発光素子であるため、黒が沈み込み、コントラストが非常に高いのが特徴です。これにより、被写体の立体感や微妙な階調をより正確に把握できるようになりました。また、応答速度も速く、動きのある被写体を追う際にも残像感が少ないクリアな視界を提供します。特に、写真を「撮る」という体験そのものの質を高める、非常に意義のある変更点です。
2. 外部接続端子の現代化(USB Type-C化)
もう一つの実用的な改良点が、外部接続用のUSB端子です。G100で採用されていた旧規格のMicro-Bから、G100Dでは現在のデジタルデバイスの標準規格であるUSB Type-Cへと刷新されました。
この変更による恩恵は大きく、スマートフォンやノートパソコン、モバイルバッテリーなど、身の回りの多くの機器と充電ケーブルを共用できるようになりました。旅先や外出先で何種類ものケーブルを持ち歩く必要がなくなり、荷物の削減に繋がります。さらに、USB Power Delivery(USB-PD)に対応した充電器やバッテリーを使えば、より高速な充電も可能です。
G100DとG100の核心的な違い
項目 | LUMIX G100D (新モデル) | LUMIX G100 (旧モデル) | 進化した点 |
---|---|---|---|
ファインダー | 有機EL (OLED) 約236万ドット | 液晶 約368万ドット相当 | コントラスト、応答速度、色再現性が向上し、視認性が大幅アップ |
USB端子 | USB Type-C | Micro-B | 充電・データ転送の利便性が向上し、ケーブルの共通化が可能に |
これらの地味ながらも本質的な改良により、LUMIX G100DはG100の基本性能を維持しつつ、より現代的で快適な操作性を手に入れたカメラへと進化を遂げています。
LUMIX G100Dの仕様について

LUMIX G100Dは、VlogやSNSでのコンテンツ発信を手軽に始めたいクリエイターから、本格的な写真撮影を楽しみたいエントリーユーザーまで、幅広い層の要求に応えるべく設計されたミラーレス一眼カメラです。そのコンパクトな筐体には、パナソニックが誇る先進技術が惜しみなく投入されています。
主要なスペックを把握することで、このカメラが持つポテンシャルをより深く理解できます。
項目 | 仕様詳細 |
---|---|
撮像素子 | 4/3型 Live MOS センサー |
有効画素数 | 2030万画素 |
レンズマウント | マイクロフォーサーズマウント |
手ブレ補正 | 5軸ハイブリッド手ブレ補正(レンズのO.I.S.と連動) |
ファインダー | 約236万ドット 有機EL(OLED)LVF |
モニター | 3.0型 約184万ドット フリーアングルモニター(静電容量方式タッチパネル) |
動画記録 | 4K/30p, フルHD/60p, スロー&クイック動画など |
内蔵マイク | Featuring OZO Audio from NOKIA(5つの指向性モード選択可能) |
静止画機能 | 4Kフォト、フォーカスセレクト、クリエイティブコントロール |
USB端子 | USB Type-C (USB 2.0) |
外形寸法 (WxHxD) | 約115.6 x 83.1 x 54.2 mm(突起部を除く) |
質量 | 約346g(本体、バッテリー、メモリーカード含む) |
特筆すべき機能「OZO Audio」
LUMIX G100Dの仕様で際立っているのが、NOKIA社が開発した先進の音声記録技術「OZO Audio」の搭載です。これは単なる高音質マイクではなく、撮影シーンに応じてマイクの指向性をインテリジェントに制御するシステムです。
- トラッキングモード:カメラの顔認識AFと連動し、話している人物の方向へ自動で収音範囲を最適化します。
- ナレーションモード:撮影者がカメラの後方から話す声をクリアに拾い、映像にアフレコする際に便利です。
- サラウンドモード:その場の環境音を360°臨場感たっぷりに記録します。
これにより、かさばる外付けマイクを用意しなくても、驚くほどクリアで没入感のある音声を動画に追加できます。詳細はパナソニック公式製品ページでも確認できます。
これらの仕様から、LUMIX G100Dが単なる小型カメラではなく、高画質な静止画、高機能な動画、そして高品位な音声を、この一台でスマートに完結させることを目指した、非常に意欲的なモデルであることがわかりますね^^
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パナソニックG100Dのファインダー倍率は?

パナソニック LUMIX G100Dが搭載する電子ビューファインダー(EVF)のスペックで、特に注目すべきなのがそのファインダー倍率です。その数値は約0.74倍(35mm判換算)と、このクラスのカメラとしては異例とも言える高さを実現しています。
ファインダー倍率とは、ファインダーを覗いた時に見える像の大きさを表す指標で、数値が大きいほどファインダー像が大きく表示されます。これにより、被写体の細部まで精密に確認しながら、集中して構図作りに取り組むことができます。
一般的に、同価格帯のエントリー向けミラーレスカメラでは、コストやサイズの制約からファインダー倍率が0.6倍台に抑えられることが多いです。それに対してG100Dの0.74倍という数値は、かつてのミドルクラスからハイエンドの一眼レフカメラに匹敵するレベルであり、パナソニックがいかに「ファインダーを覗いて撮る」という撮影体験を重視しているかがうかがえます。
この高性能ファインダーがもたらす具体的なメリットは多岐にわたります。
高倍率ファインダーのメリット
- 精密なピント合わせ:像が大きく見えるため、被写体の目にピントを合わせるポートレート撮影や、マクロ撮影でのシビアなピント調整が格段に容易になります。
- 構図への没入感:ファインダーを覗くことで視界が撮影するイメージだけに限定され、周囲の環境に惑わされることなく、写真の世界に深く没入できます。これは作品のクオリティを高める上で非常に重要です。
- 厳しい光線下での信頼性:真夏の強い日差しの下や、スキー場など雪の反射が厳しい場所では、液晶モニターはほとんど見えなくなってしまいます。そのような環境でも、EVFがあれば確実に被写体を捉え、撮影を続行できます。
前述の通り、G100Dでは表示パネルに高コントラストな有機EL(OLED)を採用しているため、この高い倍率と相まって、隅々までクリアで臨場感あふれる視界を提供します。この優れたファインダーは、G100Dを単なるVlogカメラではなく、本格的な「写真機」としても評価たらしめる、重要な要素なのです。
LUMIX G100Dのデメリットとは

LUMIX G100Dは、そのコンパクトさと多機能性で多くのユーザーを魅了する一方で、価格やサイズとのトレードオフとして、いくつかの割り切られた点、すなわちデメリットが存在します。これらを事前に把握しておくことは、購入後のミスマッチを防ぐために不可欠です。
1. センサーシフト式ボディ内手ブレ補正(B.I.S.)の非搭載
G100Dの「5軸ハイブリッド手ブレ補正」は動画撮影で強力な効果を発揮しますが、その根幹は電子式手ブレ補正です。パナソニックの上位機種に搭載されているような、イメージセンサー自体を動かしてブレを補正する「センサーシフト式ボディ内手ブレ補正(B.I.S.)」は搭載されていません。このため、レンズ側に手ブレ補正機能(O.I.S.)がない単焦点レンズなどを使った場合、静止画撮影時の手ブレ補正効果は限定的になります。特に、シャッタースピードが落ちる薄暗いシーンでの手持ち撮影では、ブレへの注意がより必要となります。
2. オートフォーカス(AF)性能の限界
AFシステムには、パナソニック伝統の「空間認識AF(DFDテクノロジー)」を用いたコントラストAFが採用されています。静止している被写体に対しては高速かつ高精度ですが、最新のトレンドである「像面位相差AF」を搭載したカメラと比較すると、不規則に動く被写体を追いかけ続ける追従性能(コンティニュアスAF)や、低コントラストなシーンでの合焦速度に課題が残ります。スポーツ撮影や飛んでいる鳥など、動きの予測が難しい被写体をメインに撮りたいユーザーには、物足りなく感じられる可能性があります。
3. 動画撮影時における画角のクロップ
動画性能を重視するユーザーにとって、最も注意すべき点かもしれません。G100Dは4K動画を撮影する際、そして手ブレ補正を強力に効かせた際に、センサーの使用領域が狭まり、画角が通常よりも望遠寄りにクロップされます。例えば、キットレンズの広角端(12mm、35mm判換算で24mm)で自撮りをしようとしても、クロップによって顔が画面いっぱいに映ってしまうことがあります。Vlogなどで広い背景を入れた自撮りをしたい場合は、より広角なレンズを別途用意する必要が出てくるかもしれません。
4. バッテリー持続時間と連続撮影の制限
小型・軽量ボディの宿命として、採用されているバッテリーも小型です。静止画で約270枚(モニター時)という撮影可能枚数は、一日中撮影を楽しむにはやや心許ない数値です。また、動画の連続撮影時間にも制限があり、特に4K撮影は約10分で一度停止します。これは熱対策によるもので、長時間のイベント記録などには向きません。
これらのデメリットは、G100Dが「何を優先し、何を割り切ったか」を明確に示しています。すべてを完璧にこなす万能機ではなく、その特性を理解し、得意なフィールドで活かすことで真価を発揮するカメラと言えるでしょう。
LUMIX G100Dの動画撮影時間

LUMIX G100DはVlogカメラとしてプロモーションされていますが、その動画の連続撮影時間には明確な制限があり、この点を理解しておくことは非常に重要です。この制限は主に、コンパクトなボディにおける熱処理能力に起因します。
公式の仕様に基づくと、各記録モードでの1ファイルあたりの連続撮影可能時間は以下の通りです。
記録画質 | フレームレート | ビットレート | 連続記録時間(目安) |
---|---|---|---|
4K (3840x2160) | 30p | 100Mbps | 約10分 |
4K (3840x2160) | 24p | 100Mbps | 約10分 |
FHD (1920x1080) | 60p | 28Mbps | 約20分 |
FHD (1920x1080) | 30p | 20Mbps | 約30分 |
撮影環境による変動
上記の時間は、気温25℃の環境下での目安です。特に夏場の屋外など、周囲の温度が高い状況で撮影を行った場合や、短い間隔で撮影と停止を繰り返した場合、カメラ内部の温度が上昇しやすくなります。その際は、カメラを保護するための安全機能が働き、記載されている時間よりも早く録画が自動的に停止することがあります。
この仕様から明らかなように、LUMIX G100Dは長時間のイベントやセミナー、ライブ配信などをノンストップで記録するような「長回し」撮影には適していません。
その代わり、このカメラが想定しているのは、数秒から数分程度の短い映像(クリップ)をテンポよく撮影し、それらを後から編集でつなぎ合わせて一本の作品を完成させる、現代的なVlogの制作スタイルです。この使い方であれば、10分という制限も大きな障害にはなりにくいでしょう。
もし撮影可能時間を少しでも延ばしたい場合は、予備のバッテリーを複数準備することは必須です。また、撮影の合間にはこまめに電源をオフにする、直射日光を避けるといった熱対策を心がけることが、安定した動画撮影の鍵となります。
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LUMIX G100D:手ぶれ補正の実力をレビュー

- LUMIX G100Dのレビューと買った感想
- LUMIX G100Dの作例紹介
- LUMIX G100Dのボディのみや中古市場
- LUMIXの手ぶれ補正をオフにする方法は?
- lumix g100d 手ぶれ補正の総評
LUMIX G100Dのレビューと買った感想
LUMIX G100Dについて、実際に使用したユーザーからのレビューや購入後の感想を多角的に分析すると、このカメラが持つユニークな魅力と、割り切りが必要な側面が浮かび上がってきます。
絶賛されるポイント:軽さ、ファインダー、そして「楽しさ」
ほぼすべてのレビューで共通して称賛されているのが、「圧倒的な軽さとコンパクトさ」です。多くのユーザーが「これなら毎日持ち歩ける」「撮影のハードルが下がった」と感じており、レンズ交換式カメラの画質を、スマートフォンのような気軽さで楽しめる点を高く評価しています。
次に、「クラスを超えたファインダー性能」も頻繁に言及されるポイントです。有機ELを採用したクリアで高精細なファインダーは、「この価格帯のカメラとは思えない」と多くの経験者を驚かせています。しっかりとファインダーを覗いて撮影に集中するスタイルを好むユーザーにとって、これはG100Dを選ぶ決定的な理由の一つとなっています。
そして、多くの感想で語られるのが、数値スペックだけでは測れない「撮影の楽しさ」です。パナソニックならではのJPEGの色合いの良さに加え、「クリエイティブコントロール」に代表される多彩なフィルター機能が、難しい後処理なしで印象的な写真を生み出します。「L.モノクロームD」の階調豊かなモノクロや、「インプレッシブアート」のドラマチックな表現は、撮影者の創作意欲を刺激してくれるようです。
課題として挙げられるポイント:AFと手ブレ補正
一方で、改善を望む声として挙げられるのがオートフォーカス(AF)性能です。特に、暗い場所や被写体の動きが速いシーンでは、「ピントが迷うことがある」「AF-C(追従AF)が少し弱い」といった指摘が見られます。静止した被写体を狙うスナップ撮影では問題になりにくいものの、最新の像面位相差AFシステムに慣れているユーザーにとっては、もどかしさを感じる場面があるかもしれません。
手ブレ補正についても、特に動画撮影時の評価は賛否が分かれます。5軸ハイブリッド手ブレ補正は確かに効果があり、「手持ちでもかなり滑らかな映像が撮れる」と評価される一方で、「ジンバルのような完璧な滑らかさまではいかない」「特にロール方向(回転)のブレが残りやすい」というシビアな意見も存在します。過度な期待はせず、あくまで「強力な手持ち撮影アシスト機能」と捉えるのが適切でしょう。
レビューから見えるG100Dの人物像
レビューを総合すると、LUMIX G100Dは「最先端のAF性能や完璧な手ブレ補正を追い求めるカメラではない。しかし、それを補って余りあるほどの携帯性と、撮る行為そのものを楽しませてくれる工夫に満ちている。このカメラの個性を愛し、弱点を理解して付き合えるならば、かけがえのない最高のクリエイティブツールになる」という評価に集約されるでしょう。
LUMIX G100Dの作例紹介

LUMIX G100Dの真の価値は、そのスペック表だけでは伝わりません。実際にこのカメラで撮影された作例を見ることで、その多彩な表現力と画質のポテンシャルを実感することができます。
JPEG撮って出しで完結する、豊かな色彩表現
パナソニックのカメラは、古くから「JPEGの色が良い」と定評がありますが、G100Dもその伝統を受け継いでいます。特に、標準の「フォトスタイル」に加えて、撮影者の意図を色濃く反映できる「クリエイティブコントロール」を活用した作例は、このカメラの大きな魅力です。
- 風景写真:「インプレッシブアート」や「ハイダイナミック」を使えば、空の青や雲の立体感、木々の緑が強調され、まるで絵画のようなドラマチックな風景写真が生まれます。
- スナップ写真:「トイポップ」は、何気ない日常の光景を、鮮やかで少しノスタルジックな非日常のシーンへと変貌させます。「ブリーチバイパス」は、都会のストリートスナップに硬質でクールな雰囲気を与えます。
- モノクローム:階調豊かな「L.モノクローム」や、さらに力強い陰影を描き出す「L.モノクロームD」は、光と影を捉えるモノクロ写真の奥深さを手軽に味あわせてくれます。
動画作例から見えるVlogカメラとしての実力
動画作例に目を向けると、多くのユーザーが4KではなくフルHD(1920x1080)で撮影していることに気づきます。これは、4K撮影時のクロップや時間制限を避けつつ、非常に高画質な映像が得られるためです。特にフルHD/60pで撮影された映像は、非常に滑らかで精細感も高く、YouTubeなどの動画プラットフォームで視聴する分には全く不足のないクオリティを誇ります。
5軸ハイブリッド手ブレ補正を活かした歩き撮りVlogの作例は、このカメラの真骨頂です。細かな振動が効果的に吸収され、視聴者にとってストレスの少ない安定した映像が撮影されているのがわかります。完璧な水平を保つジンバルとは異なりますが、手持ち撮影ならではの自然な没入感を演出しやすいというメリットもあります。
レンズ交換による表現の広がり
G100Dはマイクロフォーサーズマウントを採用しており、パナソニックやOM SYSTEM(旧オリンパス)をはじめとする、数多くのメーカーから発売されている豊富な交換レンズが使用可能です。F1.7などの明るい単焦点レンズを使えば、背景を美しく大きくぼかした、スマートフォンでは到底真似のできない印象的なポートレートやテーブルフォトを撮影した作例も数多く見つかります。このレンズ交換による表現の拡張性こそ、G100Dが持つ最大の強みの一つです。
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LUMIX G100Dのボディのみや中古市場

LUMIX G100Dを手に入れる際、多くの人が検討するのが購入形態です。新品での提供方法と、コストを抑えられる中古市場の現状を詳しく見ていきましょう。
新品は用途に合わせたレンズキットが基本
LUMIX G100Dは、発売当初から一貫してレンズキットでの販売が基本戦略となっており、原則としてボディ単体での新品購入はできません。これは、カメラを初めて手にするユーザーがすぐに撮影を始められるようにというメーカーの配慮でもあります。提供されている主なキットは、撮影スタイルに合わせて選べる3種類です。
キット名 | 型番 | 付属物 | おすすめのユーザー |
---|---|---|---|
標準ズームレンズキット | DC-G100DK | 標準ズームレンズ(12-32mm) | 日常のスナップや風景など、まず基本から始めたい方 |
ダブルズームレンズキット | DC-G100DW | 標準ズーム + 望遠ズーム(45-150mm) | 運動会や動物園など、遠くの被写体を大きく撮りたい方 |
トライポッドグリップキット | DC-G100DV | 標準ズーム + トライポッドグリップ | Vlog撮影や自撮りをメインに考えている動画クリエイター |
中古市場の賢い活用法
LUMIX G100Dは比較的新しいモデルのため、中古市場での流通量はまだ限定的ですが、徐々に増えつつあります。一方、前モデルであるLUMIX G100は、性能差が少ないにもかかわらず、価格がこなれてきているため非常に狙い目です。
「USBはType-Cでなくても構わない」「ファインダーの質より価格を優先したい」という合理的な考え方であれば、状態の良いG100の中古品は極めてコストパフォーマンスの高い選択肢となります。
ボディのみを入手したい場合も、中古市場が主戦場となります。カメラ専門店では、キットからレンズを外してボディ単体で販売している場合や、下取りで入荷した良質なボディが見つかることがあります。
中古品・個人売買でのチェックポイント
中古品、特にフリマアプリなどの個人売買で購入する際は、リスクも伴います。以下の点を慎重に確認しましょう。
- センサーの状態:最も重要な部分です。強い光にかざして、傷や拭いても取れない大きなゴミが付着していないか確認が必要です。
- 動作確認:シャッターが切れるか、各ボタンやダイヤルが正常に反応するか、モニターは正しく表示されるかなど、基本的な動作は必ず確認しましょう。
- 付属品の有無:バッテリー、充電器など、撮影に必要な基本付属品が揃っているかを確認します。
少しでも不安があれば、保証制度が整っている信頼のおける中古カメラ専門店での購入をお勧めします。
LUMIXの手ぶれ補正をオフにする方法は?

LUMIX G100Dに搭載された手ブレ補正機能は、ほとんどのシーンで撮影を強力にサポートしてくれますが、特定の状況下ではオフにすることが推奨されます。その操作方法は非常に簡単で、カメラのメニューから数ステップで設定可能です。
メニューからの設定手順
カメラ本体のメニューシステムから手ブレ補正を無効化する基本的な手順は以下の通りです。
- カメラ背面の[MENU/SET]ボタンを押して、メインメニューを表示させます。
- 十字キーまたはダイヤルを操作して、カメラのアイコンで示される[撮影]メニュー(または動画撮影時はフィルムカメラのアイコンの[動画]メニュー)を選択します。
- メニューの中から「手ブレ補正」という項目を探し、選択します。
- 「手ブレ補正」の設定画面が開くので、「動作」や「モード」といった項目を「OFF」に設定します。
これで、カメラ側の電子手ブレ補正機能が完全に無効になります。
補足ですが、パナソニックやOM SYSTEMの多くのレンズには、鏡筒の側面に「O.I.S.」と書かれた物理的なスイッチが付いているものがあります。このスイッチはレンズ側の光学式手ブレ補正をON/OFFするためのものです。カメラ側の設定とは独立して操作できるので、レンズ側の補正だけを切りたい場合に便利です。スイッチが付いているレンズの場合は、こちらも併せて確認しましょう。
なぜ手ブレ補正をオフにする必要があるのか?
常にONにしておけば良いように思える手ブレ補正ですが、オフにしないと逆効果になってしまう代表的なシーンがあります。
手ブレ補正をOFFにすべき代表的なシーン
- 三脚にカメラを固定した時:これは最も重要なケースです。カメラが三脚によって完全に静止している状態で手ブレ補正が作動すると、補正ユニットが「ブレがない」状態を「微細なブレ」と誤って認識してしまうことがあります。そして、その存在しないブレを打ち消そうとして自ら微振動を発生させ、結果的に写真や映像をブレさせてしまうのです。「三脚使用時は手ブレ補正をオフ」は、写真撮影の鉄則です。
- 意図的なブレ表現(流し撮りなど):走っている車や電車などを、背景を流して疾走感を表現する「流し撮り」を行う際、手ブレ補正がONだとカメラの動きが補正されてしまい、意図した通りの流線的なブレが得られないことがあります。このような特殊な表現を狙う場合も、手ブレ補正はオフにするのが基本です。
普段は手ブレ補正の恩恵を最大限に活用し、上記の特定のシーンでのみオフにする、という使い分けを覚えることで、撮影の成功率をさらに高めることができます。
LUMIX G100D:手ぶれ補正の総評
この記事のポイント
- LUMIX G100Dはレンズの光学式(O.I.S.)とボディの電子式(E.I.S.)を連携させた5軸ハイブリッド手ブレ補正を搭載
- このハイブリッドシステムは特にVlogなどの歩き撮り動画で優れた補正効果を発揮する
- 光学式は画質劣化がない点が、電子式はボディの小型化に貢献する点がそれぞれの長所
- 主要な進化点として旧モデルG100からファインダーが有機ELに変更され視認性が大幅に向上
- もう一つの進化点としてUSB端子が現代的なType-Cに更新され利便性が高まった
- ファインダー倍率は約0.74倍とこのクラスでは極めて高く本格的な撮影体験を提供
- 有効2030万画素センサーと高品位な内蔵マイク「OZO Audio」も大きな特徴
- 注意点としてセンサー自体が動くセンサーシフト式ボディ内手ブレ補正(B.I.S.)は非搭載
- そのため手ブレ補正非搭載のレンズを使った暗所での静止画撮影では注意が必要
- AFシステムはコントラストAFであり動きの速い被写体の追従性は最新機種に及ばない
- 動画撮影では4K記録時や手ブレ補正を強く効かせた際に画角が狭くなるクロップが発生
- 動画の連続撮影時間は4Kで約10分、FHD/60pで約20分という制限がある
- 多くのレビューでその圧倒的な軽さ、優れたファインダー、多彩なフィルター機能が高く評価されている
- 新品での購入はレンズキットが基本となりボディ単体での入手は中古市場がメインとなる
- 三脚使用時には手ブレ補正の誤作動を防ぐためメニューからOFFにすることが推奨される
- 総じていくつかの弱点を理解しその個性を活かせばVlogから本格的な写真まで楽しめる唯一無二のカメラ
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- ダブルズームで広角から望遠まで幅広く対応 🔭🌟
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