「大事な撮影旅行の前夜、カメラバッグを探してもニコンの充電器が見つからない…」そんな冷や汗をかくような経験はありませんか?
「デジカメの充電器がないときはどうすればいい?」という切実な悩みは、多くのカメラユーザーが一度は直面する大きな問題です。
この記事では、そんな緊急事態に備え、ニコンの充電器をなくした時の具体的な対処法から、普段から役立つニコンカメラの充電方法まで、あらゆる角度から徹底的に解説します。
伝統的なニコン一眼レフの充電器についてはもちろん、Nikonの一眼レフの充電の仕方はどうするのか、そして利便性が飛躍的に向上したNikon ZはUSB充電できる?といった最新ミラーレスカメラに関する疑問にも明確にお答えします。
さらに、手軽なニコンデジカメCOOLPIXの充電器の選び方や、そもそもニコンの充電器でUSB対応モデルはどれなのか、といった機種ごとの詳細情報も網羅。万が一のトラブルシューティングとして、ニコンデジカメが充電できない原因と対策や、警告サインであるニコンデジカメの充電ランプが点滅する時の対処法も詳しく紹介します。まことしやかに囁かれる、デジカメ充電器は100均で代用できる?ニコン編、という噂の真相にも深く迫りますので、ぜひ最後までご覧ください^^
目次
ニコンのカメラで充電器を代用するのはOK?

- ニコンの充電器をなくした時の対処法
- ニコンカメラの充電方法を解説
- ニコンの充電器でUSB対応モデルは?
- デジカメ充電器は100均で代用できる?ニコン編
ニコンの充電器をなくした時の対処法
愛用するニコンのカメラ用充電器を紛失してしまった、あるいは故障してしまった場合でも、撮影を諦める必要はありません。落ち着いて対処すれば、いくつかの解決策が見つかります。
ご自身の状況や予算に応じて、最適な選択肢を検討しましょう。
まず最も推奨される選択肢は、新しい純正品のバッテリーチャージャーを再購入することです。これは、安全性、信頼性、そしてカメラ本体との互換性において最も確実な方法です。ニコンの公式オンラインストアであるニコンダイレクトや、大手家電量販店、信頼できるカメラ専門店などで、お使いのカメラのバッテリー型番に対応した純正チャージャーを注文することができます。価格は他の選択肢に比べて高価になりますが、メーカーが設計・製造した製品であるという安心感は、高価なカメラとバッテリーを守るための保険と考えることができます。
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次に、コストを抑えたい場合に有力な選択肢となるのが、サードパーティ(社外品)製の互換充電器を利用する方法です。最大のメリットは、純正品の半額以下で購入できることも珍しくない圧倒的なコストパフォーマンスにあります。しかし、品質は文字通り玉石混交であるため、製品選びには細心の注意が必要です。信頼できる互換品を選ぶためには、以下の点を必ず確認してください。
互換充電器選びのチェックリスト
- PSEマークの有無:日本の電気用品安全法が定める安全基準をクリアした製品の証です。このマークがない製品は、安全上の観点から絶対に使用してはいけません。(参照:経済産業省 電気用品安全法)
- 購入者のレビューと評価:Amazonや楽天市場などのECサイトで、実際に製品を使用したユーザーの評価を参考にします。特に、長期間使用した上でのレビューは信頼性が高い情報源となります。
- 明確な製品保証:「半年保証」「1年保証」など、万が一の故障時に交換や返金に対応してくれる保証制度があるかを確認しましょう。
そして、お使いのカメラが比較的新しいモデルであれば、USBケーブルを利用した本体充電が非常にスマートな解決策となります。この方法なら、専用の充電器が手元になくても、普段スマートフォンやタブレットの充電に使っているUSB-ACアダプターやモバイルバッテリーを流用して充電することが可能です。特に旅行や外出先で充電器がないことに気づいた際には、最も手軽で現実的な対処法となるでしょう。
どの方法を選ぶにしても、まずはご自身のカメラの「機種名」と、バッテリーに記載されている「EN-EL〇〇」といった「バッテリー型番」を正確に把握することが全てのはじまりです。この2つの情報さえあれば、どの選択肢に進むべきか明確になりますよ。
こちらの記事では正しいバッテリーの選び方をご紹介していますので、ぜひ参考にしてください^^
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ニコンカメラの充電方法を解説

ニコンのデジタルカメラは、その歴史と多様なラインナップに伴い、いくつかの充電方法が存在します。
お使いの機種がどの方法に対応しているかを理解することで、より快適で効率的なカメラライフを送ることができます。主な充電方法は、以下の3つに大別されます。
1. 専用バッテリーチャージャーでの充電
最もオーソドックスで、長年にわたりニコンのデジタル一眼レフカメラの標準とされてきた充電方法です。カメラ本体からバッテリーを取り外し、各バッテリー専用に設計されたバッテリーチャージャーに装着。それを家庭用コンセントに接続して充電します。
この方法の最大のメリットは、充電の確実性と効率性です。予備のバッテリーを複数所有している場合、一枚を充電している間にもう一枚で撮影を続ける、といったプロの現場では必須のワークフローを構築できます。また、カメラ本体に負荷をかけずに充電できる点も安心材料です。一方で、デメリットとしては、どうしても充電器本体と電源コードが荷物として増えてしまう点が挙げられます。
2. USBケーブルを使った本体充電
ミラーレスカメラであるZシリーズの登場以降、急速に普及した充電方法です。カメラ本体に搭載されたUSB端子(主にUSB Type-C)を利用し、USB-ACアダプターやPCなどと接続することで、バッテリーをカメラに挿入したまま充電できます。
この方法の魅力は、なんといってもその手軽さです。普段使っているスマートフォンの充電環境をそのまま流用できるため、旅行や日常のスナップ撮影などで、余計な機材を持ち運ぶ必要がなくなります。ただし、多くのモデルでは充電中にカメラを操作することはできず、また充電速度は使用するACアダプターの性能に左右されます。
知っておくと便利な「USB給電」との違い
Z9やZ8といったプロ向けの高性能モデルや、一部の上位機種は「USB給電」という機能にも対応しています。これは、USBケーブルで電源に接続しながら、バッテリー残量を消費することなくカメラを操作できる非常に便利な機能です。
| 機能 | カメラの電源 | 目的 | 主な利用シーン |
|---|---|---|---|
| USB充電 | OFF | バッテリーを充電する | 撮影後のバッテリー回復、日常的な充電 |
| USB給電 | ON | カメラへ直接電力を供給する | スタジオでの物撮り、タイムラプス、Webカメラ利用 |
「USB充電」がカメラを使わない時間に行うのに対し、「USB給電」はカメラを長時間使うための機能、と覚えておくと分かりやすいでしょう。
3. モバイルバッテリーからの充電
上記2のUSB充電に対応している機種であれば、当然モバイルバッテリーからの充電も可能です。これにより、登⼭やキャンプといったコンセントのない環境でもバッテリーを充電でき、撮影の自由度が格段に向上します。
ただし、使用するモバイルバッテリーには注意が必要です。特にZシリーズなどのフルサイズミラーレスカメラを確実に充電するためには、USB Power Delivery(PD)規格に対応し、最低でも18W以上の出力を持つモバイルバッテリーを推奨します。出力が低いと、充電に非常に時間がかかったり、最悪の場合まったく充電されないこともあります。
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ニコンの充電器でUSB対応モデルは?

「ACアダプターを共用したい」「外出先で手軽に充電したい」というニーズの高まりから、USB充電に対応したニコンのカメラは年々増加しています。ご自身のカメラが対応しているか、また将来カメラを買い替える際の参考にしてみてください。
USB充電に対応している主なシリーズとモデルは以下の通りです。
Zシリーズ(ミラーレスカメラ)
現行のZシリーズは、基本的に全モデルがUSB充電に対応しています。 これはニコンの現行カメラ戦略の大きな特徴であり、ユーザーの利便性を大きく向上させています。フラッグシップのZ9、プロフェッショナルモデルのZ8、クラシックなデザインが魅力のZf、高画素機のZ7 II、バランスの取れたZ6 II、エントリーフルサイズのZ5、そしてAPS-C(DXフォーマット)のZfc, Z50, Z30まで、全てのモデルが対象です。
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ここで非常に重要なのが、これらのモデルの多くがUSB Power Delivery (PD)という高速充電規格に準拠した電源を要求する点です。
一般的なスマートフォンに付属しているUSB-AポートのACアダプター(5Wや10Wのもの)では電力が不足し、充電できません。USB-PDに対応したUSB-Cポートを持つACアダプターやモバイルバッテリーの使用が必須となります。ニコンの純正品としては「EH-7P」や「EH-8P」があり、これらはカメラに最適な電力供給を保証します。(参照:ニコンイメージング | Z シリーズで、パソコンからバッテリーを充電できる機種について)
特にZfやZ8などの新しいモデルでは、コスト削減や環境配慮の観点からバッテリーチャージャーが同梱されておらず、USBケーブルのみが付属します。これらのカメラを初めて購入する際は、別途USB-PD対応のACアダプターを準備する必要があることを覚えておきましょう。
デジタル一眼レフカメラ
伝統的にバッテリーチャージャーでの充電が基本のデジタル一眼レフカメラにおいて、USB充電対応はまだ限定的です。現行モデルでは、D780がUSB Type-C端子を搭載し、本体充電に対応した先進的なモデルとして知られています。しかし、フラッグシップのD6や人気のD850、D7500といった他の多くのモデルは、USB充電には対応していません。
COOLPIXシリーズ(コンパクトデジタルカメラ)
コンパクトで携帯性に優れたCOOLPIXシリーズは、古くからUSB充電に積極的に対応してきました。超望遠モデルのP1000やP950、アウトドアに強い防水モデルのW300などが代表例です。これらのモデルは、付属のUSBケーブル(モデルによりMicro-USBまたはUSB Type-C)と本体充電ACアダプター「EH-73P」などを使って充電します。パソコンのUSBポートからの充電も可能ですが、供給電力が小さいため、ACアダプター使用時に比べて充電時間が長くなる傾向があります。
デジカメ充電器は100均で代用できる?ニコン編

「充電器をなくした! とにかく緊急で充電したいけど、少しでも安く済ませたい…100円ショップの製品でなんとかならないだろうか?」と考える気持ちはよく分かります。しかし、その考えは非常に危険を伴います。結論から申し上げると、ニコンのデジカメ充電器の代用品として、100円ショップで販売されている充電関連製品を使用することは、絶対にお勧めできません。
100円ショップで手に入るのは、主に汎用のスマートフォンやタブレット向けのUSBケーブルやUSB-ACアダプターです。これらの製品が、数万円から数十万円する精密電子機器であるデジタルカメラの充電に耐えうる品質や安全性を備えているとは考えにくく、使用には大きなリスクが伴います。
推奨できない具体的な理由は以下の通りです。
1. 電圧・電流が不安定でバッテリーを破壊するリスク
デジタルカメラに内蔵されているリチウムイオンバッテリーは、メーカーが定めた厳格な電圧・電流の管理下で充電されることを前提に設計されています。100円ショップで販売されている安価なACアダプターやケーブルは、品質のばらつきが大きく、仕様通りの安定した電力を供給できない可能性があります。
不安定な電力は、バッテリーの内部セルに深刻なダメージを与え、性能を著しく劣化させるだけでなく、バッテリーの寿命そのものを大幅に縮める原因となり得ます。
2. 安全保護回路が不十分で事故につながる危険性
純正品や信頼できるメーカーの充電器には、過充電(満充電になっても充電を続ける)、過電流(許容量以上の電流が流れる)、過電圧(規定以上の電圧がかかる)といった異常を防ぐための安全保護回路が何重にも搭載されています。
100円ショップの製品に、これらと同等の安全機能が備わっている保証はどこにもありません。万が一保護回路が正常に機能しなかった場合、バッテリーの異常な発熱や、内部でガスが発生し膨張する、最悪の場合は発火や破裂といった人命に関わる重大な事故につながるリスクもゼロではないのです。
3. カメラ本体の電子回路に致命的なダメージを与える可能性
仮にバッテリーが無事でも、不安定な電力はカメラ本体の繊細な電子回路にダメージを与える可能性があります。充電回路がショートしたり、メイン基板が故障したりすれば、修理には数万円単位の高額な費用が必要になります。数百円を節約しようとした結果、その何百倍もの出費が必要になってしまっては、まさに「安物買いの銭失い」です。
「一回だけなら大丈夫だろう」という油断が、取り返しのつかない事態を招くことがあります。大切な思い出を記録するカメラを守るためにも、充電関連のアクセサリーは価格だけで選ばず、安全性を最優先してください。緊急時であっても、100均製品に手を出すのではなく、家電量販店などで信頼できる製品を探すことを強くお勧めします。
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機種別に見るニコンのカメラ充電器と代用方法

- ニコン一眼レフの充電器について
- Nikonの一眼レフの充電の仕方は?
- Nikon ZはUSB充電できますか?
- ニコンデジカメCOOLPIXの充電器の選び方
- ニコンデジカメが充電できない原因と対策
- ニコンデジカメの充電ランプが点滅する時の対処法
- ニコンのカメラ充電器代用、ない時はどうしますか?
ニコン一眼レフの充電器について
ニコンのデジタル一眼レフカメラ(DSLR)は、その堅牢な作りと信頼性で、長年にわたり多くの写真家に支持されてきました。その信頼性を支える重要な要素の一つが、安定した電源供給システムです。充電方法は、基本的にカメラ本体からバッテリーを取り外し、専用設計されたバッテリーチャージャーで充電するというスタイルが一貫して採用されています。
例えば、プロ・ハイアマチュアに人気のD850やD7500、D500といったモデルでは、「Li-ionリチャージャブルバッテリー EN-EL15」系統のバッテリーが広く採用されており、これに対応する「バッテリーチャージャー MH-25a」が標準で付属します。この方法は、予備のバッテリーを複数用意し、一つを充電しながらもう一つで撮影を続けるという、プロフェッショナルの現場では必須のワークフローを可能にします。
バッテリーと充電器の世代と互換性を確認
一眼レフのモデルによって、使用するバッテリーと充電器の型番は異なります。例えば、フラッグシップのD6では大容量の「EN-EL18d」、エントリーモデルのD3500ではコンパクトな「EN-EL14a」が採用されており、当然ながらそれぞれの充電器も専用品となります。
さらに注意したいのが、同じ「EN-EL15」という名前でも、EN-EL15a, EN-EL15b, EN-EL15cといった世代による違いがあることです。これらは基本的に後方互換性がありますが、性能や一部機能(USB充電対応など)が異なります。充電器を紛失して代用品を探す際は、ご自身のカメラの取扱説明書を確認し、対応するバッテリーと充電器の型番を正確に把握することが不可欠です。
近年、ニコンの一眼レフにも変化の波が訪れています。2020年に発売されたD780は、伝統的な一眼レフのスタイルを踏襲しつつ、USB Type-Cポートを搭載し、ミラーレスカメラのように本体内でのUSB充電に対応した画期的なモデルです。これにより、外出先での充電の利便性が大幅に向上しました。しかし、これはまだ例外的な存在であり、大多数のニコン一眼レフユーザーにとっては、依然として専用のバッテリーチャージャーが撮影の生命線であることに変わりはありません。
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Nikonの一眼レフの充電の仕方は?

Nikonのデジタル一眼レフカメラの充電方法は、一度手順を覚えれば誰でも簡単に行えます。ここでは、最も一般的である専用バッテリーチャージャー「MH-25a」(EN-EL15系バッテリー用)を例に、基本的な充電手順とランプ表示の意味を詳しく解説します。
充電の基本ステップ
- 安全の確保と準備
まず、カメラ本体の電源が完全にOFFになっていることを確認します。作業はホコリの少ない安定した場所で行いましょう。 - バッテリーの取り出し
カメラの底面、またはグリップ部分にあるバッテリー室のカバーを開けます。通常、ツメやレバーでロックされています。カバーを開けると、バッテリーを固定しているオレンジやグレーのロックレバーが見えるので、それをスライドさせてバッテリーを取り出します。 - 充電器へのバッテリー装着
バッテリーチャージャーの溝とバッテリーの形状を合わせ、矢印の方向にスライドさせるようにして正しく装着します。カチッと音がするまでしっかりと押し込み、固定されたことを確認します。 - コンセントへの接続
バッテリーチャージャーに付属の電源コードを接続し、プラグを家庭用コンセントに差し込みます。 - 充電ランプの確認と充電開始
コンセントに接続すると、充電器のCHARGE(チャージ)ランプがオレンジ色に点滅を開始します。これが充電中であることを示すサインです。 - 充電完了の確認
バッテリーの残量によりますが、完全に空の状態から約2時間35分で充電が完了します。充電が完了すると、CHARGEランプが点滅から点灯に変わります。これで充電は終了です。 - バッテリーの取り外しとカメラへの装着
充電が完了したら、まずコンセントからプラグを抜きます。その後、バッテリーを充電器から取り外し、カメラに装着してバッテリー室カバーをしっかりと閉めます。
充電時の注意点と豆知識
- 推奨温度:充電は5℃~35℃の室内で行うことが推奨されています。低温・高温環境下での充電は、バッテリーの劣化を早める原因になります。
- 長期保管:カメラを長期間使用しない場合は、バッテリーをフル充電の状態ではなく、50%程度の残量でカメラから取り出して保管すると、バッテリーの寿命を延ばすことができます。
- ランプの異常点滅:充電中にCHARGEランプが通常より速く点滅する場合は、何らかの異常を示しています。バッテリーの温度異常や故障の可能性があるため、一度コンセントから抜き、時間を置いてから再度試してください。それでも改善しない場合は、そのバッテリーの使用を中止し、ニコンのサポートに相談しましょう。
Nikon ZはUSB充電できますか?

はい、その質問に対する答えは明確に「YES」です。NikonのZシリーズ(ミラーレスカメラ)は、現行の全てのモデルでUSB充電に対応しています。 これは、従来のデジタル一眼レフカメラと比較してZシリーズが持つ大きなアドバンテージであり、撮影スタイルに高い柔軟性をもたらします。
プロフェッショナルモデルのZ9, Z8から、最新のZf, Z6 III、人気のZ7 II, Z6 II, Z5、そして携帯性に優れたAPS-CモデルのZfc, Z50, Z30に至るまで、全てのラインナップでカメラ本体に搭載されたUSB Type-C端子を通じて、バッテリーを充電することが可能です。
USB Power Delivery (PD) が必須のキーワード
ZシリーズのUSB充電を最大限に活用するために、必ず理解しておくべきなのが「USB Power Delivery (PD)」という規格です。これは、従来のUSB規格よりもはるかに大きな電力を効率よく供給するための高速充電規格であり、Zシリーズの多くはこのUSB-PDに対応した電源でなければ正常に充電できません。
つまり、古いスマートフォンに付属していたようなUSB-AタイプのACアダプターや、出力の低いモバイルバッテリーでは、たとえケーブルをUSB-Cに変換したとしても、電力が足りずに充電が開始されないケースがほとんどです。Zシリーズを確実にUSB充電するためには、以下の2点を用意する必要があります。
- USB-PD対応のACアダプター または モバイルバッテリー
- ケーブルの両端がUSB Type-Cコネクタになっているもの
推奨される電源のスペック
ニコンは純正ACアダプターとして「本体充電ACアダプター EH-7P」(ケーブル一体型)や「ACアダプター EH-8P」(ケーブル別売)を用意しています。サードパーティ製品を選ぶ場合は、以下のスペックを目安にすると良いでしょう。
| モデル系統 | 推奨される最小出力 | 備考 |
|---|---|---|
| Z30, Z50, Zfc (EN-EL25系) | 15W (5V/3A) 以上 | 市販のUSB-PD対応充電器で広く対応可能。 |
| Z5, Z6系, Z7系, Zf (EN-EL15系) | 18W (9V/2A) または 27W (9V/3A) 以上 | より高い出力が要求されるため、製品選びに注意が必要。 |
| Z8, Z9 (EN-EL18系) | 45W (15V/3A) 以上 | ノートPC用の充電器クラスの出力が必要。 |
旅行や出張の際は、ノートPCとカメラの充電器を一つの高出力なUSB-PD充電器にまとめることも可能で、荷物の軽量化に大きく貢献します。なお、飛行機内へのモバイルバッテリーの持ち込みには容量制限があるため、事前に各航空会社の規定を確認することをおすすめします。(参照:国土交通省 | 機内持込み・お預け手荷物における危険物について)
ニコンデジカメCOOLPIXの充電器の選び方

手軽さと高機能を両立させたニコンのコンパクトデジタルカメラ「COOLPIX」シリーズ。その充電器を紛失してしまった、あるいは旅行用に予備が欲しい、といった場合の選び方には、いくつかの重要なステップがあります。正しい手順で選ばないと、全く使えない製品を買ってしまうことにもなりかねません。
ステップ1: 最重要!バッテリーの型番を正確に確認する
これが全ての基本であり、最も重要なプロセスです。COOLPIXシリーズは、その幅広いラインナップゆえに、採用されているバッテリーの種類も多岐にわたります。カメラの機種名だけで判断するのは危険です。
まず、ご自身のカメラの底面にあるバッテリー室のカバーを開けてください。中に入っているバッテリー本体のラベルに、「EN-EL〇〇」(例: EN-EL12, EN-EL19)という形式で型番が必ず印字されています。この型番こそが、充電器を選ぶための絶対的なキーワードになります。
ステップ2: 必要な充電方法を決定する(本体充電か、専用チャージャーか)
次に、ご自身の使い方に合った充電スタイルを決めます。
- 本体充電: 多くの現行COOLPIXモデルが対応している方法です。カメラ本体のUSBポート(Micro-USBまたはUSB Type-C)にケーブルを接続して充電します。この場合、必要なのは「USBケーブル」と「USB-ACアダプター」です。純正品としては「本体充電ACアダプター EH-73P」などがあります。荷物を少なくしたい方、手軽さを重視する方におすすめです。
- 専用チャージャー: 予備バッテリーを複数持っていて、カメラを使いながら並行して充電したい場合に必須となります。バッテリー単体を充電するための専用充電器(例: EN-EL12用の「MH-65P」)を購入します。長時間撮影を行う方や、バッテリーを計画的に管理したい方に向いています。
機種によっては、本体充電と専用チャージャーの両方に対応している場合があります。普段は手軽な本体充電を活用し、旅行など特別な場面では予備バッテリーとチャージャーを持っていく、といった柔軟な使い分けが可能です。
ステップ3: 純正品か、信頼できる互換品かを選ぶ
最後に、製品のブランドを決めます。
- 純正品: 安心と信頼性を最優先するなら、迷わず純正品を選びましょう。価格は高価ですが、メーカーによる動作保証と万全の安全対策が施されています。
- 互換品: コストを大幅に抑えたい場合の選択肢です。ただし、選ぶ際には細心の注意が必要です。前述の通り、PSEマークの有無は絶対条件です。それに加え、Amazonなどのレビューで「問題なく使えている」「充電速度も十分」といった肯定的な評価が多く、販売者にしっかりとした保証体制がある製品を選ぶことが、失敗を避けるための重要なポイントになります。
ニコンデジカメが充電できない原因と対策

「いつも通りケーブルを繋いだのに、充電ランプが点灯しない…」「充電器にセットしたはずなのに、一向に充電が終わらない…」ニコンのデジカメが充電できないトラブルは、突然訪れるものです。しかし、すぐに故障だと断定する前に、いくつかの基本的な点を確認することで、案外簡単に解決することがよくあります。
ここでは、充電できない際に考えられる主な原因と、ご自身で試せる対策を体系的にご紹介します。
| カテゴリ | 考えられる原因 | 具体的な確認・対策方法 |
|---|---|---|
| 物理的な接続の問題 | 接触不良 | コンセント、ACアダプター、USBケーブル、カメラ本体の接続部が、それぞれ奥までしっかりと差し込まれているか、一度すべて抜いてから再度確認してください。意外と「半差し」状態になっていることがあります。 |
| ケーブル・アダプターの故障 | USBケーブルは内部で断線していることがあります。別のケーブルがあれば交換して試してみてください。ACアダプターも同様に、他の機器を充電できるか確認するか、別のものがあれば試してみましょう。 | |
| 端子の汚れ | バッテリー本体の金属端子部分や、カメラ・充電器側の接点に皮脂やホコリが付着していると、通電を妨げます。乾いた柔らかい布やブロワーで優しく清掃してみてください。 | |
| バッテリー自体の問題 | バッテリーの寿命 | リチウムイオンバッテリーは消耗品です。充放電を500回程度繰り返すと性能が低下し始めます。長年使用しているバッテリーの場合は、寿命を迎えている可能性があります。可能であれば、新しいバッテリーや別のバッテリーで試してみてください。 |
| 深放電(バッテリー上がり) | 長期間放置してバッテリー残量が完全にゼロになると、充電器がバッテリーを認識できず、充電が開始されないことがあります。この場合、数分~数十分ほど辛抱強く接続し続けると、充電が始まることがあります。 | |
| 電源・仕様の問題 | 電源の出力不足 | (特にZシリーズなど)カメラが要求する規格(USB-PDなど)や出力(W数)に対応していないACアダプターやモバイルバッテリーでは充電できません。カメラの仕様に合った電源を使用しているか確認してください。 |
| PCのUSBポート | パソコンのUSBポートは供給電力が小さいものが多く、特にスリープモード中は電力が供給されません。確実な充電のためには、壁のコンセントに接続したACアダプターの使用を推奨します。 | |
| カメラの電源状態 | 多くのモデルでは、USB充電はカメラの電源がOFFの時に行われます。電源がONのままになっていないか確認してください。 |
全て試しても解決しない場合は
上記のすべての項目を確認し、対策を試みても充電ができない場合、残念ながらバッテリー、充電器、あるいはカメラ本体に物理的な故障が発生している可能性が高いと考えられます。その際は、ご自身での分解などは絶対に避け、ニコンの公式サポートセンターや購入した販売店に相談することをおすすめします。
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ニコンデジカメの充電ランプが点滅する時の対処法

ニコンのデジタルカメラを充電している際、正常な充電中を示す「点灯」状態ではなく、チャージランプがチカチカと「点滅」している場合、それはカメラや充電器が何らかの異常を検知したことを示す重要な警告サインです。このサインを無視して充電を続けると、バッテリーやカメラにダメージを与える可能性があるため、原因を特定し、適切に対処することが求められます。
ランプが点滅する主な原因と、その対処法は以下の通りです。
原因1:バッテリーの異常または接触不良
最も頻繁に発生するのが、バッテリー自体に起因する問題です。
- 接触不良の確認: まず、バッテリーの金色の金属端子部分に、指紋の皮脂や微細なホコリが付着していないか確認してください。汚れている場合は、乾いた清潔な布で優しく拭き取ります。同様に、充電器側の接点も目視で確認し、ホコリなどがあればブロワーで吹き飛ばします。その後、バッテリーを一度取り外し、カチッと音がするまで確実にセットし直してみてください。
- バッテリー適合性の確認: 純正品ではない特定のサードパーティ製バッテリーを使用した場合、カメラ側がそれを非対応品と認識して充電を拒否し、点滅で知らせることがあります。また、バッテリー自体が寿命を迎えていたり、内部回路が故障していたりする場合も同様です。可能であれば、別の純正バッテリーで正常に充電できるかを確認することで、原因がバッテリー側にあるのかを切り分けることができます。
原因2:周囲の温度が不適切
リチウムイオンバッテリーは、化学反応を利用して充放電を行うため、その性能は周囲の温度に大きく影響されます。充電に適した温度は一般的に5℃~35℃とされており、この範囲を外れると、バッテリーを保護するための安全機能が働き、充電が自動的に中断されることがあります。この状態をユーザーに知らせるために、ランプが点滅するのです。
例えば、真冬の屋外での撮影直後や、夏の車内に置き忘れた直後などに充電しようとすると、この現象が起こりやすくなります。対処法はシンプルで、カメラやバッテリーを適温の室内にしばらく置き、本体の温度が室温に馴染んでから再度充電を試みることです。
取扱説明書で「点滅」の意味を確認する
最も確実な情報は、お使いのカメラの取扱説明書に記載されています。説明書には、「こんなときは」や「トラブルシューティング」といった項目に、充電ランプの状態(点灯、消灯、点滅、高速点滅など)がそれぞれ何を意味するのか、そしてその対処法が詳しく解説されています。公式サイトからPDF版をダウンロードすることも可能ですので、一度確認してみることを強くお勧めします。
ランプの点滅は、カメラからの重要なメッセージです。慌てず、一つずつ原因を確認していくことで、安全に問題を解決することができます。
ニコンのカメラ充電器代用、ない時はどうする?
この記事では、ニコンのカメラ充電器がない、という緊急事態から、日々の充電をより便利にするための知識まで、幅広く解説してきました。最後に、本記事の要点をリスト形式で総括します。このポイントを覚えておけば、いざという時も慌てず、最適な行動がとれるはずです^^
この記事のポイント
- ニコンの充電器を紛失した場合の第一選択肢は、安全性が最も高い純正品の再購入
- コストを抑えたいなら、PSEマーク付きでレビュー評価の高いサードパーティ製互換充電器が有効な選択肢
- Zシリーズや近年のCOOLPIXなどUSB充電対応モデルなら、スマホ用ACアダプターやモバイルバッテリーが代用可能
- 特にZシリーズの多くはUSB Power Delivery (PD) 規格に対応した高出力な電源が必須
- 大多数のデジタル一眼レフはUSB充電に非対応で、バッテリーを取り出して専用チャージャーで充電するのが基本
- Nikonの一眼レフの充電方法は、バッテリーをチャージャーにセットし、ランプの点滅が点灯に変わるまで待つのが一般的
- COOLPIXの充電器やバッテリーを選ぶ際は、まず本体からバッテリーを取り出し「EN-」で始まる型番を正確に確認することが最重要
- 100円ショップの充電関連製品は、電圧の不安定さや安全性の懸念から代用は絶対に避けるべき
- カメラが充電できない主な原因は、接続不良、バッテリー寿命、電源の出力不足、端子の汚れなど多岐にわたる
- トラブル時はまずケーブルの再接続や端子の清掃といった基本的な確認から試すことが解決への近道
- 充電ランプの点滅は、バッテリー異常、周囲の温度が不適切、電源の問題などを示すカメラからの警告サイン
- ランプが点滅した場合は、まず常温環境で試し、解決しない場合は取扱説明書でエラー内容を確認する
- USB給電機能に対応した上位モデルなら、バッテリー残量を気にすることなく長時間の連続撮影が可能になる
- 互換製品を選ぶ際は、価格の安さだけでなく、安全性を示すPSEマークや製品保証の有無を必ずチェックする
- どうしても充電手段が見つからない緊急時には、大型の家電量販店やカメラ専門店に相談するのが賢明な判断
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こちらの記事ではニコンカメラの豆知識をご紹介しています^^
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