ニコンの人気一眼レフとして一時代を築き、今なお「名機」として名高いD5600。
しかし、生産完了が発表され、愛用者やこれから一眼レフを始めようとしていた方々の中から、その後継機を求める声が多く聞かれます。
この記事では、まずNikon D5600の発売日や発売価格はいくらだったのかといった基本情報を振り返り、客観的なデータに基づいたニコンD5600の評価や、なぜD5600が名機といわれる理由を徹底的に深掘りします。さらに、ニコンD5600のメリットは何か、そしてD5300とD5500の違いは何かといった歴代モデルとの関係性も整理。
その上で、ニコンD5500の後継機やD3500の後継機の行方、そして多くのユーザーが期待したであろう「ニコンD5700は後継機として存在するのか」という核心に迫ります。乗り換えの最有力候補であるミラーレスカメラNikon Z50の欠点は何か、これからカメラを始めるニコンの初心者におすすめのカメラはどれか、具体的な比較を通じて解説。ニコンD5600の説明書を読み返す前に、あるいは市場に流通するニコンD5600の激安情報に飛びつく前に、まずはこの記事でニコンD5600のおすすめ設定のポイントから後継機選びの全てまで、あなたのカメラ選びを成功に導くための情報を網羅的にお届けします^^
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ニコンD5600後継機を探る前に知るD5600
- Nikon D5600の発売日
- ニコンD5600の発売価格はいくら？
- 実際のニコンD5600の評価
- なぜD5600が名機といわれる理由
- ニコンD5600のメリットは何か？
Nikon D5600の発売日
Nikon D5600は、2016年11月25日に日本国内で発売されました。
この時期は、デジタルカメラ市場においてミラーレスカメラが急速にシェアを伸ばし始めていた一方で、依然としてデジタル一眼レフカメラが、特にファミリー層や本格的な写真撮影の入門機として根強い人気を誇っていた時代でした。
D5600は、ニコンのDXフォーマット（APS-Cサイズ）一眼レフカメラのD5000シリーズに属し、D5500の正統な後継モデルとして登場しました。ニコンの公式プレスリリースによれば、スマートフォンとの連携を強化する「SnapBridge」アプリへの対応が大きな特徴として挙げられており、撮影した写真をその場でシェアするという、現代的なニーズにいち早く応えたモデルであったことがわかります。
生産完了と市場の変化
その後、カメラ市場のミラーレスへのシフトが加速する中、ニコンは2021年1月頃に公式サイト上でD5600を「旧製品」としてアナウンスしました。これは、ニコンが経営資源を新世代の「Zマウントシステム」に集中させるという戦略的な判断の表れであり、D5600は直接的な一眼レフの後継モデルを生むことなく、その輝かしい歴史に幕を下ろすこととなりました。
ニコンD5600の発売価格はいくら？
Nikon D5600はオープン価格で発売されたため、メーカー希望小売価格は設定されていませんでした。市場における発売当初の実売価格は、販売店や選択するレンズキットによって変動しましたが、概ね以下の水準でスタートしました。
- ボディ単体: 9万円前後
- 18-55 VR レンズキット: 10万円前後
- ダブルズームキット: 13万円前後
特に人気が高かったのは、標準ズームレンズと望遠ズームレンズがセットになった「ダブルズームキット」でした。これ一つで広角から望遠まで幅広いシーンをカバーできるため、初めて一眼カメラを購入するファミリー層などから絶大な支持を集めました。
現在の市場価値とコストパフォーマンス
生産完了から数年が経過した現在でも、D5600は中古市場で非常に人気が高く、価格が安定しています。状態の良いボディ単体やレンズキットが4万円台から6万円程度で取引されており、これは同時代の他社エントリー機と比較しても高い水準です。この価格の安定は、D5600が持つ基本性能の高さと、今なお多くのユーザーを満足させる実力を備えていることの証明と言えるでしょう。これから一眼レフの基本を学びたい方にとって、中古のD5600は非常にコストパフォーマンスの高い選択肢であり続けています。
実際のニコンD5600の評価
Nikon D5600は、発売から現在に至るまで、幅広いユーザー層から一貫して高い評価を獲得しています。大手価格比較サイト「価格.com」の製品レビューでは、満足度4.46（2025年時点）という非常に高いスコアを維持しており、その評価の内訳を見ると、このカメラの持つ普遍的な魅力が浮かび上がってきます。
画質：クラスを超えたシャープな描写
有効2416万画素のAPS-C（DXフォーマット）CMOSセンサーは、偽色やモアレを抑制する光学ローパスフィルターを搭載しない仕様です。これにより、レンズが捉えた光の情報をよりダイレクトにセンサーに届け、風景の細かなディテールや人物の髪の毛一本一本までを鮮明に描き出す高い解像感を実現しています。この仕様は当時の中〜上級機に採用されることが多く、エントリークラスのD5600に搭載されたことは、画質にこだわるユーザーから高く評価されました。
操作性：考え抜かれたエルゴノミクス
「軽快な操作性」はD5600を語る上で欠かせない要素です。小型ボディながら深く握りやすいグリップ、そして右手側に集中配置されたボタン類により、ファインダーを覗いたまま親指と人差し指でほとんどの設定変更が完了します。さらに、タッチパネルと物理ダイヤルの連携も秀逸で、初心者には直感的な操作を、経験者には素早い設定変更を提供します。
携帯性：どこへでも連れ出したくなる軽さ
本体重量は約415g（本体のみ）。
これは、自由なアングルでの撮影を可能にするバリアングル液晶モニターを搭載したデジタル一眼レフカメラとしては、当時世界最軽量クラスでした。この軽さが「一眼レフは重い」というイメージを払拭し、多くのユーザーが日常的にカメラを持ち出すきっかけを作りました。
レビューでは「子供の運動会で一日中持っていても疲れなかった」「旅行の最高の相棒になった」といった声が多く見られ、性能と携帯性のバランスが、ファミリー層や旅行好きのユーザーに完璧にマッチしていたことが伺えます。
なぜD5600が名機といわれる理由
D5600が単なる「人気のあったカメラ」に留まらず、「名機」とまで称されるのには、いくつかの明確な理由が存在します。それは、デジタル一眼レフというカテゴリが成熟しきった時代に、エントリークラスのカメラとして一つの完成形を示したからです。
名機たる所以：3つの完璧なバランス
- ボディ性能の黄金比
D5500から採用された炭素繊維複合材によるモノコック構造は、軽量でありながら高い剛性を実現しました。これにより、ただ軽いだけでなく、カメラとしての信頼感やしっかりとした質感を両立。深く握りやすいグリップと相まって、「本格的な撮影体験」と「日常的な携帯性」という二律背反する要素を見事に融合させました。 - 画質の妥協なき追求
前述のローパスフィルターレス仕様に加え、高性能な画像処理エンジン「EXPEED 4」が、ノイズの少ないクリアな画像を生み出します。常用ISO感度は最高25600と高く、室内や夜景といった光量の少ないシーンでも、三脚なしで手持ち撮影が可能です。この高感度耐性は、子供の寝顔や誕生日パーティーのロウソクの灯りなど、フラッシュを使いたくない大切な瞬間を美しく残すことを可能にしました。 - 時代を先取りした接続性
Wi-Fiに加え、低消費電力のBluetooth®でスマートフォンと常時接続できる「SnapBridge」は、D5600の価値を大きく高めました。撮影した200万画素のサムネイル画像を自動でスマートフォンに転送する機能は、「撮ってすぐシェア」が当たり前になったSNS時代に完璧に対応。一眼レフの高画質を、スマートフォンの手軽さで扱えるこの機能は、多くのユーザーに新しい写真の楽しみ方を提供しました。
ニコンD5600のメリットは何か？
後継機を検討する上で、D5600が持っていた具体的なメリットを深く理解し、それらが新しいミラーレス機でどのように代替されるのか、あるいは失われるのかを比較することが極めて重要です。
D5600の揺るぎないメリット
光学ファインダー（OVF）の存在
ミラーレスの電子ビューファインダー（EVF）とは異なり、光学ファインダーはレンズを通った光を直接鏡で反射させて見るため、タイムラグが一切なく、ありのままの光景を捉えることができます。バッテリーの消費を抑えられる点も大きな利点です。この「光を直接見る」感覚は、一眼レフならではの撮影体験であり、今でも多くの写真愛好家に支持されています。
バッテリー寿命の長さ
OVF中心の撮影スタイルであれば、一度の充電で長時間の撮影が可能です。CIPA基準の撮影可能枚数は約970枚と、同クラスのミラーレスカメラ（Z50は約320枚）を大きく上回ります。旅行先で一日中撮影する際や、予備バッテリーを持たない場面で、この差は絶大な安心感につながります。
膨大なFマウントレンズ群
ニコンが長年にわたり培ってきたFマウントレンズは、最新の高性能レンズから、中古市場で安価に入手できるオールドレンズまで、その選択肢は無限大です。特に、D5600と相性の良い小型軽量な「AF-Pレンズ」シリーズは、高速で静かなAFを実現し、動画撮影にも最適です。
知っておくべきデメリット・注意点
一方で、時代の流れとともに、特にミラーレスカメラと比較した際のデメリットも明確になってきています。
動画性能
フルHD（1080/60p）での撮影に対応していますが、現在の主流である4K動画は撮影できません。また、ライブビュー撮影時のオートフォーカスはコントラストAF方式のため、動き回る被写体を動画で追い続けるのは、最新のミラーレスカメラに搭載されている像面位相差AFに比べて苦手です。Vlogや本格的な映像制作を主目的とするならば、力不足を感じる場面があるでしょう。
メカニカルな制約
ミラーとシャッターという物理的な駆動部品を持つため、ミラーレスカメラのような秒間10コマを超えるような高速連写（D5600は約5コマ/秒）や、電子シャッターによる完全な無音撮影は原理的に不可能です。コンサートホールや子供の寝顔など、静粛性が求められるシーンでは撮影をためらうかもしれません。
ニコンD5600後継機となりうる機種を比較
- 先代機ニコンD5500の後継機は？
- エントリー機D3500の後継機
- ニコンD5700は後継機として存在するのか
- 乗り換え候補Nikon Z50の欠点は何か？
- ニコンの初心者におすすめのカメラは？
先代機ニコンD5500の後継機は？
繰り返しになりますが、2015年に発売されたニコンD5500の直接的な後継機が、Nikon D5600です。D5500は、ニコンの一眼レフとして初めてタッチパネルとWi-Fiを搭載し、D5000シリーズの方向性を決定づけた革新的なモデルでした。D5600は、このD5500で確立された優れたプラットフォームを基盤に、より洗練させ、接続性を現代的にアップデートしたモデルと言えます。
両者の関係性をより深く理解するために、スペックを比較してみましょう。
| 項目 | Nikon D5500 (2015年) | Nikon D5600 (2016年) |
|---|---|---|
| 有効画素数 | 2416万画素 | |
| 撮像素子 | APS-CサイズCMOSセンサー（ローパスフィルターレス） | |
| 画像処理エンジン | EXPEED 4 | |
| スマホ連携 | Wi-Fi | SnapBridge (Bluetooth® Low Energy対応) |
| バッテリー寿命 | 約820枚 | 約970枚 |
| タッチパネル機能 | 基本操作 | 機能拡充（フレームアドバンスバー等） |
| タイムラプス動画 | 非対応 | 対応 |
| 本体重量 | 約420g | 約415g |
表からもわかるように、カメラの心臓部であるセンサーや画像処理エンジンは共通で、基本的な画質は同等です。しかし、D5600はSnapBridgeの搭載により、スマートフォンとの連携が格段にスムーズになりました。また、バッテリー寿命の向上や、細かな機能の追加（タイムラプス動画など）により、全体的な使い勝手が向上しています。D5600は、D5500の完成度をさらに高めた、まさに正統進化モデルだったのです。
ミラーレスに対する、Nikonの『挑戦状』
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エントリー機D3500の後継機
D5600が機能と性能のバランスを重視したミドルクラスであるのに対し、D3500は「簡単・きれい・コンパクト」を徹底的に追求した純粋なエントリーモデルでした。D5600と同様に、このD3500にも直接的な一眼レフの後継機は存在しません。
D3500は、カメラ初心者でも迷わず操作できるよう、ガイドモードを搭載し、ボタンの数を最小限に抑えていました。バリアングル液晶やタッチパネルは搭載せず、機能を絞り込むことで、驚異的な小型・軽量化と低価格を実現し、一眼カメラの裾野を広げるという重要な役割を担っていました。このD3500と、多機能なD5600という二つのラインナップが共に生産完了となったことは、ニコンがエントリークラスの一眼レフというカテゴリそのものから、ミラーレスへと舵を切ったことを強く示唆しています。
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ニコンD5700は後継機として存在するのか
結論として、Nikon D5700という名称の一眼レフカメラは市場に存在せず、今後開発・発売される可能性は限りなくゼロに近いと言わざるを得ません。この背景には、ニコン一社にとどまらない、カメラ業界全体の構造的な変化があります。
カメラ市場のパラダイムシフト
カメラ映像機器工業会（CIPA）の統計によれば、デジタルカメラの総出荷台数はスマートフォンカメラの高性能化により年々減少傾向にあります。一方で、レンズ交換式カメラの内部では、一眼レフの出荷台数が急減し、ミラーレスカメラの出荷台数がそれを上回るという逆転現象が起きています。（参照：CIPA統計データ）
この大きな潮流の中で、カメラメーカーは限られた開発リソースを、将来性のあるミラーレスシステムに集中投下せざるを得ない状況です。ニコンも例外ではなく、ミラーレス専用の「Zマウント」を新たな核として、高性能なカメラボディとレンズ群の拡充を最優先課題としています。このような状況下で、旧来のFマウント一眼レフ、特に販売価格を抑える必要のあるエントリーモデルを新たに開発することは、経営戦略上、考えにくいのです。
したがって、「D5600の後継」という役割は、同じAPS-C（DXフォーマット）センサーを搭載したZマウントのミラーレスカメラ群が引き継いでいる、と理解するのが最も正確です。
乗り換え候補Nikon Z50の欠点は何か？
D5600からのステップアップ、あるいは実質的な後継機として最も頻繁に名前が挙がるのが、APS-CミラーレスカメラNikon Z50です。多くの点でD5600を凌駕する性能を持っていますが、完璧なカメラではなく、いくつかの欠点や、D5600ユーザーが戸惑う可能性のある点も存在します。
Nikon Z50の圧倒的なメリット
まず、Z50が優れている点を明確にしておきましょう。
画像処理エンジンはD5600の「EXPEED 4」から「EXPEED 6」へと進化し、常用最高ISO感度は51200と高感度性能が大幅に向上。AFシステムも、画面の広範囲をカバーする209点の像面位相差AFを搭載し、人物の瞳を自動で検出する「瞳AF」にも対応。連写速度も秒間約11コマと、D5600の2倍以上です。動き回る子供やペット、スポーツシーンの撮影では、圧倒的なアドバンテージがあります。
乗り換え前に知るべき欠点・注意点
一方で、D5600の使い勝手に慣れているユーザーにとっては、以下の点がデメリットとなり得ます。
- チルト式液晶モニター
Z50の背面モニターは上下方向に動くチルト式です。地面すれすれのローアングル撮影には便利ですが、D5600のバリアングル式のように横方向に開かないため、カメラを縦に構えた状態でのローアングル・ハイアングル撮影が困難です。また、モニターを前方に向けられるものの、下側に展開するため、三脚に載せた状態での自撮り（Vlog撮影など）がしにくいという制約があります。 - バッテリー性能
前述の通り、ミラーレスカメラは構造上バッテリー消費が激しく、Z50の撮影可能枚数はCIPA基準で約320枚（ファインダー使用時）と、D5600の約1/3です。長時間の撮影が予想される場合は、予備バッテリーの携行が必須となります。 - 操作系の違い
Z50も優れた操作性を持っていますが、ボタン配置やメニュー構造はD5600と異なります。特に、D5600のタッチ操作に慣れていると、最初は戸惑うかもしれません。また、ボディがD5600よりさらに小型化されているため、手の大きなユーザーはグリップ感に物足りなさを感じる可能性があります。 - レンズの選択肢
ZマウントのDXフォーマット専用レンズは、まだラインナップが限られています。マウントアダプター「FTZ II」を使用すれば、既存のFマウントレンズが使用できますが、アダプター分の長さと重量が増加し、AF-Pレンズなど一部レンズでは機能制限が発生する点に注意が必要です。
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ニコンの初心者におすすめのカメラは？
「ニコンd5600後継機」を探している方が、これから本格的にカメラを始める初心者である場合、現在のニコンにはD5600の思想を受け継ぎつつ、さらに進化した魅力的な選択肢が揃っています。撮影したい対象やスタイルに合わせて、最適な一台を選びましょう。
【用途別】現在の初心者向けおすすめニコンカメラ
オールラウンドに写真を楽しみたいなら：Nikon Z50
静止画撮影を主軸に、風景、人物、スナップ、そして時には動きモノまで、幅広く高画質に楽しみたい方に最適です。D5600から正統進化した高い基本性能を持ち、カメラの操作を覚える楽しさも味わえます。キットレンズの性能も非常に高く評価されています。
動画撮影やVlogがメインなら：Nikon Z30
「撮る」だけでなく「発信する」ことを楽しみたい方向けのVlogカメラです。電子ビューファインダー（EVF）を省略することで、徹底した小型・軽量化を実現。長時間録画に対応し、クリアな音声を録音できる大型マイクや、自撮りに最適なバリアングル液晶モニターを搭載しています。
デザインと撮る楽しさを両立したいなら：Nikon Z fc
ニコンの歴史的な名機であるフィルムカメラ「FM2」にインスパイアされた、クラシカルなデザインが最大の特徴です。ダイヤルを回してシャッタースピードやISO感度を設定するアナログな操作感は、一枚一枚を大切に撮影する喜びを教えてくれます。基本性能はZ50と同等で、バリアングル液晶も搭載しており、見た目だけでなく実用性も高い一台です。
コストを抑えて一眼レフの基本を学びたいなら：中古のNikon D5600
ミラーレスが主流の今だからこそ、あえて中古のD5600を選ぶというのも非常に賢明な選択です。光学ファインダーを覗いてじっくりと構図を決めるという、写真撮影の原点を学ぶことができます。数万円で購入できるコストパフォーマンスの高さは、他のどの現行機種にもない大きな魅力です。
最適なニコンD5600後継機の選び方
この記事のポイント
- Nikon D5600は生産完了したが中古市場では完成度の高さから今なお人気
- D5700などの直接的な一眼レフ後継機が今後登場する可能性は極めて低い
- 後継機の役割は同じAPS-Cセンサーを搭載したミラーレスZシリーズが担う
- D5600の魅力は小型軽量ボディと右手で完結する洗練された操作性
- 自由な構図を可能にするバリアングル液晶は大きなアドバンテージ
- タイムラグのない光学ファインダーでの撮影体験を重視するなら一眼レフは良い選択
- 携帯性、4K動画性能、高速連写といった動体撮影能力はミラーレス機が有利
- D5600からの乗り換え候補として最も比較されるのはオールラウンダーのNikon Z50
- Z50は基本性能で優れるがモニターはチルト式でバッテリー持続時間に注意が必要
- Vlogや自撮りが主目的ならファインダーレスでバリアングル液晶搭載のNikon Z30が最適
- カメラを持つ喜びやデザイン性を重視するならクラシカルなNikon Z fcも魅力的
- 予算を最優先し一眼レフの操作を学びたいなら中古のD5600は最高の選択肢
- 豊富なFマウントレンズ資産を活かすならマウントアダプターFTZ IIの購入が前提
- 最終的には自身の撮影スタイルや何を最も重視するかを明確にすることが肝心
- 可能であれば店舗で実際に各機種を手に取り操作感やサイズ感を確認することをおすすめする
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